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Channel: 超級龍熱
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伝説のドラゴン、倉田保昭③ ローマ・ゲリラ撮影!「無敵のゴッドファーザー/ドラゴン世界を征く」

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倉田さんの日本劇場公開を果たした香港クンフー映画で「帰って来たドラゴン」(74)と同じく、今もファンに広く愛されている作品が「無敵のゴッドファーザー/ドラゴン世界を征く」(74)でしょう。

だからこそご覧のように、某密林でも他の洋画と同様に視聴可能なほど高い人気を誇っているわけです😉。
この映画は監督の呉思遠が李小龍監督&主演作品「ドラゴンへの道」(72)の“2匹目のどじょう”を狙いイタリアはローマロケを敢行した作品です。
ところが、実際は殆どが盗み撮りで、そのためクライマックスのブルース・リャンこと梁小龍と倉田さんがローマ市街で得意のハイスパートクンフーを繰り広げる様子を街を行き交う観光客たちが「あの東洋人2人は何をガチャガチャやっとるんだ?喧嘩なの?ありゃ〜大変だねえ!」と呆れ顔で見物する様がシッカリとカメラに収められております😅。
さらにリャンと倉田さんの闘いも、2人の激闘の場がいきなりローマ市街から雪山に電撃ワープ!!これには当時から香港クンフー映画を限りない“寛容の心”で観ていた龍熱少年も唖然!!さらにはそこに追い打ちをかけるかのように倉田さんが突如取り出したトランプをシャシャシャ!と切り出し“マジックドラゴン(全日の某マススクマンとは別人😆)”と化すと、それで一気にリャンを攻撃!と色々な意味で私たち観客に変化球を投げまくる、ある意味ブッ飛んだ作品でした😅。
ただ実は“香港映画界最強の男”リャンvs“和製ドラゴン”倉田さんが真っ向勝負を見せる映画は「帰って来たドラゴン」と本作「無敵の〜」、そしてTVドラマ「闘え!ドラゴン」(74)の3作品だけと意外に少なく、他には明らかにボルテージの低い「激突!少林拳対忍者」(81)ぐらいで、龍熱としてはこの70年代中盤に是非もう1本ブルース・リャンvs倉田保昭の真っ向激突映画を撮って欲しかったと強く思います。
そんな倉田さんとリャンの2人は今でも親友同志で、倉田さんが香港に行く度に2人は旧交を温め合っている事は本当に素晴らしいと思います😊。
余談ですが、日本劇場公開当時何故かパンフレットが製作されなかった「帰って来たドラゴン」と違い、この「無敵のゴッドファーザー/ドラゴン世界を征く」はシッカリとパンフレットが製作&販売されていました。
また昔に大映ビデオから発売された同作品のVHSは日本が世界に誇るノーカット収録版であります👍。

Little Godfather from HongKong.Another Bruce Liang against Yasuaki Kurata masterpiece.


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