永遠の未完成作品「死亡遊戯」は、ご覧のNBAの大スターにしてリーさんの愛弟子カリーム・アブドゥル・ジャバールの香港訪問から始まった。改めていくらアメリカ時代からの師弟関係があったとはいえ、当時まだ世界マーケット本格進出前の香港映画によくぞジャバールが出演したと思う。
もし「死亡遊戯」撮影中にリーさんとの格闘シーンでジャバールが怪我を負い、NBAのシーズン出場に支障が出た場合、間違いなくリー監督と嘉禾影業は訴訟問題に巻き込まれたはず。
実際、撮影中リーさんのハイキックが誤ってジャバールの顔面をカスり、それにジャバールが激怒した、とのエピソードも残っている。
またジャバール本人のコメントによると「私の「死亡遊戯」の出演シーンの撮影はまだ残っていたんだ」との事で、もしリーさんが存命していたら、73年9月に撮影再開が予定されていた「死亡遊戯」出演のためジャバールが香港を再び訪れていたかも知れない。以無法為有法! 以無限為有限!死亡的遊戯無敵也!
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