先日、ご紹介しました幻の『ドラゴン怒りの鉄拳』(72)劇場公開予告編スチールに続いて、この1枚も『〜怒りの鉄拳』本編では未使用のシーンです。
まずリーさん演じる陳眞の左胸に鈴木寛から受けた刀傷が確認できますが、『〜怒りの鉄拳』本編では鈴木を倒した後、陳眞がこのようにセット内を歩くシーンはありません。
リーさんの気迫漲る表情からもこのスチールがカメラが回っている最中に撮影されたスチールである可能性が高く、もしかしたら当時は陳眞が鈴木を倒した後、決戦場の日本庭園から虹口道場の玄関に歩き去るシーンまで撮影しながら、いざ公開されたバージョンからは諸事情でカットされたのかも知れません。
あるいは『〜怒りの鉄拳』劇場公開予告編の1シーンの可能性もあります。どちらにしても『ドラゴン危機一発』(71)のノコギリ頭部一刀両断シーンと共に、もし今もそのプリントが現存しているなら何としても発掘→一般公開を熱望したい『ドラゴン怒りの鉄拳』未使用シーン考察でした。
Another missing scene from Fist of Fury.