『暗黒街のドラゴン/電撃ストーナー』(74)で共演したアンジェラ・マオこと茅瑛と007スターのジョージ・レーゼンビー。
このツーショットだと笑顔のアンジェラですが、私がアンジェラにインタビューした際、レーゼンビーの印象を訊いた時は「ああ、あの人ね。レーゼンビーは私と会うと必ず抱きついてくるの。あれがちょっとね」と完全に2代目007スターをキモオタ扱いでした😂。
まあアジア女性の中には欧米男性には普通の挨拶であるハグを嫌がる女性もいたでしょう。
ちなみにアンジェラは『テコンドーが炸裂する時』(73)で共演したKKこと風間健は「カザマ・・日本人?ごめんなさい、覚えてないわ」とガチで忘却の彼方でした😂。
最後に私が以前からジョージ・レーゼンビーで気になっているのがレーゼンビーが1973年7月にリーさんと『死亡遊戯』出演についてミーティングするために香港を訪れた際に、リーさんがレーゼンビーに見せたと言われる『死亡遊戯』の五重塔内のアクション映像です。
レーゼンビーによると、それは約27分ほどあったそうで、この27分のファイトシーンはかなりの確率でリーさん本人か撮影監督の西本正氏が編集した、いわゆる李小龍監督原案によるオリジナル『死亡遊戯』に最も忠実、かつ近い編集が施されていたファイトシーンであるわけです。
この007スターが見た約27分の『死亡遊戯』映像がもし今も現存しているなら、李小龍監督が各アクションシーンで何テイクも撮られたテイクからどのテイクをOKテイクとして選択していたかが分かる、実に貴重な映像なわけで、改めてその現存を心から祈る気持ちです。
Angela Mao and 007 star George Lazenby at The Stoner production.