『ブルース・リー死亡遊戯』(78)から、弾痕で傷ついた顔にクリームを塗るビリー・ロー。
このシーンのダブルはアルバート・シャムかどうかは分かりませんが李小龍本人にソックリですね。
『〜死亡遊戯』はドラマシーンはアルバート・シャム、アクションシーンは金泰靖(即:唐龍)、さらに難度の高いアクションは元彪が担当しました。
ただ実際の劇中の細かいカットでは、その“部分だけ”が李小龍に酷似しているスタンドダブルを何人も使い分けていたようです。
例えば映画の中盤の“ロッカールームの死闘”で、老人に変装したビリーがカール・ミラーに対して顎髭を取って見せるカットの右斜め後ろから撮ったビリーは異様なほど李小龍に似ています。
あのシーンは絶対にアルバート・シャムでも金泰靖でもない、斜め後ろから見て顎だけが李小龍に似ている“ワンカット専門”のスタンドダブルを起用したと思われます。
改めてこのように何人も存在したであろうデスゲームを支えた“影武者”たちの真実を知る関係者たちが今では殆ど鬼籍に入ってしまった事で、それらが永遠の謎となっていくのが本当に残念です。
Billy Lo ready to revenge against Dr.Land.Rare stunt double shot from Game of Death78.