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李小龍的最佳電影〜精武門:追撃篇② 怨敵倒した陳眞の未公開映像が存在する!?

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さて『ドラゴン怒りの鉄拳』(72)の未公開映像を検証する「李小龍的最佳電影〜精武門:追撃篇」、その第2回です。
前回、幻の『〜怒りの鉄拳』劇場公開時予告編で精武館の階段を駆け下りた陳眞(李小龍)が目の前で精武館門徒たちを蹴散らすロシア人格闘家ペドロフ(ボブ・ベイカー)に怒りを爆発させ、怪鳥音の雄叫びと共にペドロフに突進!!
と、ここまでをご紹介しましたが、今だその存在が行方不明状態である同予告編では、左の写真のように突進する陳眞と迎え討つペドロフがお互いの肩と肩をぶつけ合うと・・!

陳眞「オアッチャアアァァ!」
ペドロフ「ヌオオオオォォ!」

と銀幕が最高潮に達した瞬間「李小龍主演第2弾!『精武門』いよいよ登場!!」のテロップが入る、という大興奮の構成となっています。
では何故この幻の劇場公開予告編の内容がここまで詳細に判明しているかですが、1972年に香港で『〜怒りの鉄拳』が公開された前後、香港の劇場で当のボブ・ベイカーがこの予告編を実際に観ていて、ベイカー本人の証言に基づいているわけです。
さて、ここでこの『ドラゴン怒りの鉄拳』劇場公開予告編が現在何処にあるのか?ですが、私はフォーチュンスター社のフィルム倉庫に今も保管されている可能性は捨て切れないと思います。
例えば、フォーチュンスター社に李小龍の映像権利を売却したメディアアジア社では、李小龍関連のフィルムは『燃えよドラゴン』なら『燃えよドラゴン』、『死亡遊戯』なら『死亡遊戯』で、本編、予告編、広東語版、北京語版、英語版と作品ごとに全てが纏めて保管されていたそうです。
つまりもしその明確な“意思”を持った人間がフォーチュンスター社のアーカイブに『ドラゴン怒りの鉄拳』劇場予告編を探すためだけの目的で足を踏み入れれば、必ず何らかの成果があると思うのです。
さらには右の写真。この劇場予告編とは異なり、左胸に鈴木寛の日本刀による刀傷を残した陳眞が虹口道場らしきセットを用心深く歩くスチール。
このような陳眞のシーンは公開された『〜怒りの鉄拳』のどのバージョンにも収録されておらず、まさに完全なる未公開シーンです。
もしかしたら、怨敵鈴木寛を倒した陳眞が精武館に舞い戻るまでの間に、我々がまだ観た事もないようなシーンが虹口道場内で撮影されていたのかも知れません。
そしてこの虹口道場内の未公開シーン、そして劇場公開予告編のフィルムは果たして今どこにあるのか?
それを追い求める事こそが我々に与えられたミッションなのです。
さて、次回の「李小龍的最佳電影〜精武門:追撃篇」はいよいよ大結局。『ドラゴン怒りの鉄拳』を象徴するあの伝説のラストシーンの謎を徹底検証します。

Left Bruce Lee against Bob Baker from long time missing Fist of Fury theatrical trailer.
Right another rare delated scene From Fist of Fury.

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