最近改めて思ったのは、リーさんこと李小龍が映画の中で見せる“爆発する怒り”です。それは勿論、劇中でリーさんが演じる主人公の仲間を殺された怒り、恩師を謀殺された怒り、そして愛する妹を死に追いやった者への怒りだったわけです。
でも私はカメラに向かってコブシを握り、怒りの咆哮を爆発させる瞬間のリーさんの脳裏には、アメリカ時代に経験した様々な偏見、迫害、差別が怒涛のようにフラッシュバックしていたからこそ、あれだけの“爆発する怒り”を体現出来たのではないかと思うのです。改めて映画の世界でも、プロレスの世界でも、男性にも、女性にも、そう、特に弱くて脆い女性に対して理不尽な理由を振りかざした中傷、差別は絶対に許されないと強く思います。
I use hands to hold my fellowman.But when I face an unjust injury,Then I'll change my hands into Fist of Fury!!