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香港クンフー映画最新ドキュメンタリー登場!『FILMS OF FURY』

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当ブログでもお馴染みの大型アクション俳優の松田優さんが次回作品であの“香港映画界最強の男”ことブルース・リャンこと梁小龍と共演しているようです♪松田さんは過去にも黄加達や劉家輝など伝説的な香港武打星とも共演しているので、次回の梁小龍との顔合わせも今から楽しみですね!
こちらが松田さんのブログのアドレスです→ http://ameblo.jp/masaru--matsuda/

さてさて、昨日は前から「これは観たいぞ!」と思っていたリック・マイヤーズによる香港クンフー映画最新ドキュメンタリー『FILMS OF FURY』を観てみました。(DVDを快く提供下さったT.Mさん、ありがとうございました♪)リック・マイヤーズと言えば、古くは「BRUCE LEE TO NINJA」などの著作や、長年に渡った「INSIDE KUNG-FU」誌のコラム執筆などで知られるアメリカでの香港クンフー映画研究のオーソリティーですが、そのマイヤースの脚本による今回の『FILMS OF FURY』も中々充実の内容となっています。
まず私が面白いと思ったのが作品の随所にアニメーションによる男性キャラクターを登場させ、その男性を司会進行代わりに香港クンフー映画の歴史&伝説的な武打星たちを紹介していくというスタイルです。
その『FILMS OF FURY』に登場する香港クンフー映画が優に100本を超える事にも驚かされますが、同じく紹介される導演&武打星たちも関徳興、胡金栓、張徹、王羽、李小龍、五毒、成龍、洪金寶、楊紫瓊、呉宇森、李連杰、甄子丹、周星馳と面子的に殆ど“漏れ”がないのが嬉しいですね♪
また私が今回この『FILMS OF FURY』というドキュメンタリーで特筆したい点がこれまで香港クンフー映画をテーマとした既成のドキュメンタリー、例えば『死闘伝説/ベスト・オブ・アクション』などの優れたドキュメンタリーでさえも様々な事情でどうしても使用できなかった邵氏兄弟公司作品の映像を縦横無尽に挿入している事でした。
考えてみれば、香港クンフー映画の歴史を検証する上で嘉禾公司作品と共に絶対に欠かす事の出来ない邵氏公司作品の無数の映像がタイムリー(というより作品によってはそれぞれ1カットのみの登場という、余りにも贅沢な形での使用♪)に画面に登場する作品風景こそが香港クンフー映画ドキュメンタリーの言わば“正しい姿”であるわけで、改めて2000年初頭の邵氏兄弟公司作品の映像解放という快挙が文字通りあらゆる意味において“歴史的な大変革”であった事を思い知らされます。
欲を言えば、同じテーマで制作された『アート・オブ・アクション/マーシャル・アーツ・フィルムの変遷』(02)のように関係者インタビューも入れていれば、もう少し作品的に厚みが出来たかとも思いますが、それでも画面に次々と登場する大量の香港クンフー映画を観ているだけでも十分に楽しんで観る事が出来る作品に仕上がっていると思います。ちなみにこちらが『FILMS OF FURY』のオフィシャル・サイトです→ http://www.filmsoffury.com/

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