昨日は都内の某駅地下街でトニーこと赤木圭一郎主演『大学の暴れん坊』(59)のDVDが格安で販売していたので思わず購入。この映画、前から観たかったのでちょっと嬉しいです♪モノクロ画面の中で大暴れするトニー楽しみです!
あと海外の友人からのリクエストで上官霊鳳主演『十二生肖』(78)のVHSをゴソゴソと探索。すぐに出てきましたが、確かこの映画って相当に“イっちゃってる映画”だったような(苦笑)。だって皆さんもこの画像見ただけでも相当“イっちゃってる”と思いません??→ http://hkmdb.com/db/movies/image_detail.mhtml?id=9701&image_id=91745&display_set=eng
さて、ちょっと久々の「熱風!韓国LEGENDS」第65回ですが、今回は南基男監督、李大根主演の韓国ヤクザ・アクション映画『平壌パッチギ!』(82)でいきましょう!
実は私は大の隠れ大根兄貴ファン(って別に隠す事もないけど♪)でして、これまでにも過去に韓国現地で発売された大根兄貴主演の韓国アクション映画は殆ど入手して来たのですが、この『平壌パッチギ!』だけはかなりの激レア・アイテムで中々入手する事が出来なかった事もあって、今回の待望の鑑賞レビューは感激でした♪
で、皆さんは“パッチギ”なる韓国語を聞くと、恐らく殆どの方が井筒和幸監督の日本映画『パッチギ!』(05)を思い浮かべるかと思いますが、この“パッチギ”の意味は「突き破る、乗り越える」の意味と共に「頭突き=ヘッドパット」の意味があるんです。そう、この『平壌パッチギ!』は大根兄貴演じる主人公チルボクがその破壊力満点の頭突き殺法で悪等共を片っ端から倒していく痛快アクション映画なのです!!
戦時中の韓国、田舎で飲食店「平壌星」を経営するパッチギの名手パク・ジャンソン(ベク・イルセブ)の息子チルボク(大根兄貴!)は、恋人のボクスン(ハー・ジン)と幸せに暮らしていましたが、チルボクが横暴な日本人荒木(“韓国悪役商会”朴東龍♪)を誤って父親直伝のパッチギで殺してしまい、それを知った悪辣な密告者ソン・ダルスーが日本人警官と共に「平壌星」に乗り込んで来ます。
ジャンソンは辛うじてその場から難を逃れますが、チルボクは捕らえられ投獄されてしまいます。さらに1人残った恋人のボクスンはソン・ダルスーに無理やり強姦された上にソンの情婦として生きていく事を強いられるのでした。
やがて戦争が終わり、出所したチルボクはソウルに出ると得意のパッチギを武器に大物ヤクザへとノシ上がっていきますが、何時もチルボクの心には故郷で離れ離れになってしまった恋人ボクスンへの想いがありました。
しかし悪漢ソン・ダルスーもまたソウルで大物ヤクザとなって悪事を繰り返しており、ある日チルボクは愛するボクスンがソンの情婦となっている事を知り愕然とします。
さらにはソンは自分の暗い過去を知るパク・ジャンソンが同じくソウルで飲食店を開いている事を知ると、子分と共にジャンソンを襲撃し、非情にもジャンソンを刺殺します!
自分の父親が怨敵のソン・ダルスーに殺された事を知ったチルボクは、亡き父親の墓前で泣き崩れながらも「アボジィィィ!おのれ・・・ソン・ダルスウゥゥ!イィィッセッキヤァァァァ!!」と怒りを爆発させ、そのまま走って(!)ソン・ダルスーが待ち受けるアジトへと乗り込んでいきます!さあ!ここからは大根兄貴演じるチルボクの必殺のパッチギことド迫力の頭突き攻撃がチルボクに襲いかかって来るソンの子分たちに次々と「ドカッ!バキィッ!ドカッ!」と炸裂します!いや〜龍熱はこれが観たかった!(大拍手!)
そして最後はチルボクvsソン・ダルスーの一騎打ちとなりますが、ソンのナイフ攻撃からチルボクを庇ったボクスンがチルボクの目の前でソンに刺殺され、それに激怒したチルボクが猛然とソン・ダルスーとキック合戦を展開!(ってこの2人の蹴り合いは完全に蹴り技の得意なスタント・ダブルを使ってるなぁ・・・トホホ!)遂にはチルボク渾身のパッチギを浴びたソン・ダルスーがその場に崩れ落ち、映画は劇終となります。
私が今回この『平壌パッチギ!』に登場する大根兄貴やベク・イルセブのパッチギ殺法を観て興味深かったのが、父親役のベク・イルセブが繰り出すパッチギがあの“韓国の猛虎”こと大木金太郎を彷彿させる片足を上げての一本足原爆頭突きだったり、息子役の大根兄貴が繰り出すパッチギが相手の顔面めがけて横から鋭角的に叩き込む変則的なスタイルの頭突き攻撃だった事ですね。そう言えば大根兄貴はシラソニを演じた時もパッチギやってたなぁ。
改めてこういうユニークな題材のアクション映画なら是非また韓国でリメイクして欲しいですし、そのリメイク版では大根兄貴に今度は父親役で出演して欲しいですね。
ちなみにこちらが韓国映像資料院の『平壌パッチギ!』の詳細データです→http://www.kmdb.or.kr/movie/md_basic.asp?nation=K&p_dataid=03643
まさに韓国ヤクザによる喧嘩殺法の常套スタイルであるパッチギを題材とした李大根主演作品『平壌パッチギ!』本邦初のレビュー、楽しんで頂けたら幸いです。
最後になりましたが、今回この『平壌パッチギ!』の映像を快くご提供下さったM.Kさんに感謝します。ありがとうございました。と言うわけで、韓国映画のレア映像&新事実を追い求める「熱風!韓国LEGENDS」、次回もどうぞお楽しみに!
あと海外の友人からのリクエストで上官霊鳳主演『十二生肖』(78)のVHSをゴソゴソと探索。すぐに出てきましたが、確かこの映画って相当に“イっちゃってる映画”だったような(苦笑)。だって皆さんもこの画像見ただけでも相当“イっちゃってる”と思いません??→ http://hkmdb.com/db/movies/image_detail.mhtml?id=9701&image_id=91745&display_set=eng
さて、ちょっと久々の「熱風!韓国LEGENDS」第65回ですが、今回は南基男監督、李大根主演の韓国ヤクザ・アクション映画『平壌パッチギ!』(82)でいきましょう!
実は私は大の隠れ大根兄貴ファン(って別に隠す事もないけど♪)でして、これまでにも過去に韓国現地で発売された大根兄貴主演の韓国アクション映画は殆ど入手して来たのですが、この『平壌パッチギ!』だけはかなりの激レア・アイテムで中々入手する事が出来なかった事もあって、今回の待望の鑑賞レビューは感激でした♪
で、皆さんは“パッチギ”なる韓国語を聞くと、恐らく殆どの方が井筒和幸監督の日本映画『パッチギ!』(05)を思い浮かべるかと思いますが、この“パッチギ”の意味は「突き破る、乗り越える」の意味と共に「頭突き=ヘッドパット」の意味があるんです。そう、この『平壌パッチギ!』は大根兄貴演じる主人公チルボクがその破壊力満点の頭突き殺法で悪等共を片っ端から倒していく痛快アクション映画なのです!!
戦時中の韓国、田舎で飲食店「平壌星」を経営するパッチギの名手パク・ジャンソン(ベク・イルセブ)の息子チルボク(大根兄貴!)は、恋人のボクスン(ハー・ジン)と幸せに暮らしていましたが、チルボクが横暴な日本人荒木(“韓国悪役商会”朴東龍♪)を誤って父親直伝のパッチギで殺してしまい、それを知った悪辣な密告者ソン・ダルスーが日本人警官と共に「平壌星」に乗り込んで来ます。
ジャンソンは辛うじてその場から難を逃れますが、チルボクは捕らえられ投獄されてしまいます。さらに1人残った恋人のボクスンはソン・ダルスーに無理やり強姦された上にソンの情婦として生きていく事を強いられるのでした。
やがて戦争が終わり、出所したチルボクはソウルに出ると得意のパッチギを武器に大物ヤクザへとノシ上がっていきますが、何時もチルボクの心には故郷で離れ離れになってしまった恋人ボクスンへの想いがありました。
しかし悪漢ソン・ダルスーもまたソウルで大物ヤクザとなって悪事を繰り返しており、ある日チルボクは愛するボクスンがソンの情婦となっている事を知り愕然とします。
さらにはソンは自分の暗い過去を知るパク・ジャンソンが同じくソウルで飲食店を開いている事を知ると、子分と共にジャンソンを襲撃し、非情にもジャンソンを刺殺します!
自分の父親が怨敵のソン・ダルスーに殺された事を知ったチルボクは、亡き父親の墓前で泣き崩れながらも「アボジィィィ!おのれ・・・ソン・ダルスウゥゥ!イィィッセッキヤァァァァ!!」と怒りを爆発させ、そのまま走って(!)ソン・ダルスーが待ち受けるアジトへと乗り込んでいきます!さあ!ここからは大根兄貴演じるチルボクの必殺のパッチギことド迫力の頭突き攻撃がチルボクに襲いかかって来るソンの子分たちに次々と「ドカッ!バキィッ!ドカッ!」と炸裂します!いや〜龍熱はこれが観たかった!(大拍手!)
そして最後はチルボクvsソン・ダルスーの一騎打ちとなりますが、ソンのナイフ攻撃からチルボクを庇ったボクスンがチルボクの目の前でソンに刺殺され、それに激怒したチルボクが猛然とソン・ダルスーとキック合戦を展開!(ってこの2人の蹴り合いは完全に蹴り技の得意なスタント・ダブルを使ってるなぁ・・・トホホ!)遂にはチルボク渾身のパッチギを浴びたソン・ダルスーがその場に崩れ落ち、映画は劇終となります。
私が今回この『平壌パッチギ!』に登場する大根兄貴やベク・イルセブのパッチギ殺法を観て興味深かったのが、父親役のベク・イルセブが繰り出すパッチギがあの“韓国の猛虎”こと大木金太郎を彷彿させる片足を上げての一本足原爆頭突きだったり、息子役の大根兄貴が繰り出すパッチギが相手の顔面めがけて横から鋭角的に叩き込む変則的なスタイルの頭突き攻撃だった事ですね。そう言えば大根兄貴はシラソニを演じた時もパッチギやってたなぁ。
改めてこういうユニークな題材のアクション映画なら是非また韓国でリメイクして欲しいですし、そのリメイク版では大根兄貴に今度は父親役で出演して欲しいですね。
ちなみにこちらが韓国映像資料院の『平壌パッチギ!』の詳細データです→http://www.kmdb.or.kr/movie/md_basic.asp?nation=K&p_dataid=03643
まさに韓国ヤクザによる喧嘩殺法の常套スタイルであるパッチギを題材とした李大根主演作品『平壌パッチギ!』本邦初のレビュー、楽しんで頂けたら幸いです。
最後になりましたが、今回この『平壌パッチギ!』の映像を快くご提供下さったM.Kさんに感謝します。ありがとうございました。と言うわけで、韓国映画のレア映像&新事実を追い求める「熱風!韓国LEGENDS」、次回もどうぞお楽しみに!