さて、昨日は友人に見せようと開発公司作品で金振八主演『大除害』を探してゴソゴソとやっていたら、古いVHSで2本のリーさんことブルース・リー特集番組が出てきました。
1本は93年に深夜番組(だったような)「マグニチュード10」で放送したリーさんの特集番組で、これあのブランドン・リーが事故死した直後に放送されたんですねー!ゲストの倉田保昭や佐山聡(初代タイガー!)が隣同士で並んでリーさんについてコメントしている様子はいま観ていても本当に貴重ですね。あとリーさんファンの間では有名な岡村純治さんも出演していました。岡村さんは何年か前に私がちゃうシンイチーさんのお招きで大阪でトークライヴをやった時にライヴに来て下さってお会いしましたっけ。
で、番組の中ではやっぱり倉田さんがリーさんについて語る部分が多くて、倉田さんがリーさんと会った時の思い出話を色々としていました。でも何だかんだ言っても倉田さんはリーさんと一緒に撮った写真が何枚もあるという点が強烈な説得力だし、倉田さんが陳羅抜(リーさんと倉田さん共通の友人でボディビルダーにして遊び人。故人)の紹介で『ドラゴン怒りの鉄拳』(72)の撮影現場でリーさんと初めて対面した時の話は今では伝説化していますね。実は倉田さんがリーさんと初めて会う日の直前に、染野行雄さんが倉田さんのホテルを訪れて倉田さんが日本から持参していた木箱に入ったヌンチャクをリーさんに見せるかどうか2人で色々と話したそうです。
以前に私が倉田さんにお会いした時にその時の事をお訊きしたら「いや僕は陳羅抜のお陰ですぐにリーさんに会えたけど、あの当時ブルース・リーと会うのって本当に大変だったんだよねえ!」と仰っていました。
もう1本は05年にNHK・BSで放送した「世界・時の旅人/ブルース・リー」。芥川賞作家の阿部和重氏がリーさん縁の地や友人たちと邂逅を果たしながら、果たしてブルース・リーとは何者だったのか?を追い求める、という構成の番組です。
番組の中では阿部さんが香港でチャップリン・チャンと『燃えよドラゴン』冒頭の少林寺のシーンやハンの要塞島の船着場といったロケ現場を訪れたり、アメリカではターキー木村やダン・イノサントの許で振藩功夫、あるいは截拳道を体験入門(中村頼永さんのクラスで阿部さんが思い切りハードなトレーニングでフラフラになる場面は必見!)したりするんですが、阿部さんのリーさんが好きだ!という熱気は画面から伝わって来たという点は十分に評価できる番組内容だったかと思いますし、こういうユニークな視点の番組構成もありかなと思いました。
で、この「世界・時の旅人/ブルース・リー」を観ていて思い出したんですが、私はこの番組を製作した製作会社「テレコム・スタッフ」の女性スタッフの人に番組制作前に取材を受けているんです。確か阿部さんが『死亡遊戯』が好きだそうで、そのスタッフの方には『死亡遊戯』の作品的魅力や未公開映像の行方について色々とお話したと記憶しています。今までスッカリ忘れていましたが、この番組のクレジットを観て、突如それを思い出した次第です。
1本は93年に深夜番組(だったような)「マグニチュード10」で放送したリーさんの特集番組で、これあのブランドン・リーが事故死した直後に放送されたんですねー!ゲストの倉田保昭や佐山聡(初代タイガー!)が隣同士で並んでリーさんについてコメントしている様子はいま観ていても本当に貴重ですね。あとリーさんファンの間では有名な岡村純治さんも出演していました。岡村さんは何年か前に私がちゃうシンイチーさんのお招きで大阪でトークライヴをやった時にライヴに来て下さってお会いしましたっけ。
で、番組の中ではやっぱり倉田さんがリーさんについて語る部分が多くて、倉田さんがリーさんと会った時の思い出話を色々としていました。でも何だかんだ言っても倉田さんはリーさんと一緒に撮った写真が何枚もあるという点が強烈な説得力だし、倉田さんが陳羅抜(リーさんと倉田さん共通の友人でボディビルダーにして遊び人。故人)の紹介で『ドラゴン怒りの鉄拳』(72)の撮影現場でリーさんと初めて対面した時の話は今では伝説化していますね。実は倉田さんがリーさんと初めて会う日の直前に、染野行雄さんが倉田さんのホテルを訪れて倉田さんが日本から持参していた木箱に入ったヌンチャクをリーさんに見せるかどうか2人で色々と話したそうです。
以前に私が倉田さんにお会いした時にその時の事をお訊きしたら「いや僕は陳羅抜のお陰ですぐにリーさんに会えたけど、あの当時ブルース・リーと会うのって本当に大変だったんだよねえ!」と仰っていました。
もう1本は05年にNHK・BSで放送した「世界・時の旅人/ブルース・リー」。芥川賞作家の阿部和重氏がリーさん縁の地や友人たちと邂逅を果たしながら、果たしてブルース・リーとは何者だったのか?を追い求める、という構成の番組です。
番組の中では阿部さんが香港でチャップリン・チャンと『燃えよドラゴン』冒頭の少林寺のシーンやハンの要塞島の船着場といったロケ現場を訪れたり、アメリカではターキー木村やダン・イノサントの許で振藩功夫、あるいは截拳道を体験入門(中村頼永さんのクラスで阿部さんが思い切りハードなトレーニングでフラフラになる場面は必見!)したりするんですが、阿部さんのリーさんが好きだ!という熱気は画面から伝わって来たという点は十分に評価できる番組内容だったかと思いますし、こういうユニークな視点の番組構成もありかなと思いました。
で、この「世界・時の旅人/ブルース・リー」を観ていて思い出したんですが、私はこの番組を製作した製作会社「テレコム・スタッフ」の女性スタッフの人に番組制作前に取材を受けているんです。確か阿部さんが『死亡遊戯』が好きだそうで、そのスタッフの方には『死亡遊戯』の作品的魅力や未公開映像の行方について色々とお話したと記憶しています。今までスッカリ忘れていましたが、この番組のクレジットを観て、突如それを思い出した次第です。