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Channel: 超級龍熱
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青い目の最強忍者、再び!マイケル・ダディコフ主演『アメリカン忍者2/殺人レプリカント』

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さてさて、まだまだ続く「新春(じゃないけど)●円セール!救済プロジェクト」です♪何ぃ?何か文句ある奴がいるのか?だったら“青い目の最強忍者”が相手だ!という感じで(苦笑)、今回はメナハム・ゴーラン製作、マイケル・ダディコフ&故スティーブ・ジェームズ主演『アメリカン忍者2/殺人レプリカント』(87)でいきましょう!
で、この『アメリカン忍者』(85)のパート2である本作も、今では中古ビデオ店でも殆ど見かけなくなりましたが、実際私が上記の店でこのVHSを発見した時も、その棚に大量に収まっている中古VHS群の一番下の列に埃塗れで、それもVHSの背中の部分が日焼けして殆ど真っ白になっていて題名すら読めない状態でした(トホホ!)。
でもこの『アメリカン忍者2/殺人レプリカント』って邦題カッコイイよねー!特に「殺人レプリカント」なんてセンス抜群の副題です(拍手!)。
カリブに浮かぶアメリカ海兵隊基地にやって来たアームストロング(ダディコフ)とジャクソン(ジェームズ)は、何者かに海兵隊員たちが拉致される事件が続発している事を知ります。実はそれは悪漢ライオンが拉致した海兵隊員を遺伝子操作し無敵のスーパーニンジャ軍団に改造して世界征服を企んでいたのだった!それを知ったアームストロングとジャクソンは今1度最強忍者となり、悪のスーパーニンジャ軍団に闘いを挑んでいく!!
肝心の忍者アクションですが、80年代終盤当時のアメリカ産の忍者映画としては何とかギリギリ及第点レベルを維持していて、ダディコフ演じるアームストロングの剣術アクションや手裏剣投げもそれなりに様になっています。あと私の大好きな黒人アクションスターのスティーブ・ジェームズ演じる相棒役のジャクソンも普段はやたら女好きながら(笑)、いざとなるとパワフルな忍者ファイターとして大暴れしていて、得意の決め台詞「そのまま寝てろぉ!」もイカしてます♪
またこの『アメリカン忍者2/殺人レプリカント』で注目すべきは本作のアクション監督を兼任し、劇中ではライオンの最強用心棒忍者トージョー・ケンを演じているマイク・ストーンでしょう。
彼は68年から74年まで無敵のプロ空手ライトヘビー級王者だった本格派の武術家で、あのリーさんこと李小龍と親交(2人の写真も現存)があり、実際ストーンは68年前後にリーさんに個人レッスンも受けていました。そのマイク・ストーンとダディコフがクライマックスで延々と展開する“忍者ウェポン・ファイト”は、2人の細かい攻防をジックリと見せている事もあり、中々見応えがありました。でもマイク・ストーンって、俳優としては他に『殺人特攻戦車タイガー・シャーク』(87)なんて主演作もあったよねえ(苦笑)。
最後に共演者のスティーブ・ジェームズは、このシリーズ化された『アメリカン忍者』にジャクソン役で出演した事でアメリカでは子供たちのヒーローだったそうですが、惜しくも93年に亡くなりました。私は個人的にもあのチャック・ジェフリーと共に本格派の黒人武打星としてスティーブ・ジェームズはお気に入りのスターだっただけに本当に残念です。

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