「我が青春のBFC回想録」⑤
BFCで“黒い巨人”カリーム・アブドゥル・ジャバールとの世紀のインタビュー実現か!?と意気盛んとなった私でしたが、N会長の「ジャバールのインタビューは俺がするから、お前は通訳やってくれ!」との無茶振りな提案にちょっとトーンダウンしながらも、そのインタビュー決行の日を今日か明日かと待っていました。
ところが肝心のジャバールが来日し、そのバスケットボールの試合がテレビで放送されているのに何時になってもBFCによるジャバールとのインタビュー決行の日は来ませんでした。
堪りかねた私がN会長に「ジャバールとのインタビュー、どうなったんですか?」と問い質すと、N会長は「ああ、あれか。俺がバスケの主催側に連絡入れたらさ、ジャバール選手は大変お忙しいので無理です、だってさ。だからもうこの話はオシマイ!」とアッサリとインタビュー中止の決定を下していたのでした(T_T)。
まあ考えて見たら、バスケット主催者側にして見れば、バスケットとは全く無関係の映画、それもジャバール本人がラスト数分しか出演していない「死亡遊戯」についてファンクラブの男2人が突然インタビューしたいと言って来ても、主催者側には何のメリットもないわけで、この時のインタビューが実現しなかったのも今では十分に納得だったりするわけです(^_^;)。
さて、これまでの文面だけを読みますと、私こと龍熱青年にかなり厳しい言動が多々あったN会長ですが(^。^)、それでもBFCの初代会長としての功績は大変大きな人でしたし、加えて会員でありスタッフでもある私に原稿執筆に関して何度もチャンスをくれた人でもありました。
その一つにBFCが増刊号の形で発売した「甦れ!ブルース・リー」がありました。これはBFC会員のみの配布だった会報「The Dragon」とは異なり、一般書店の店頭でも販売するという当時のFCとしては画期的な試みを行った書籍でした。
この「死亡の塔」劇場公開に合わせて発売された「甦れ!~」を今でもお持ちの方も多いと思いますが、文中でリーさんことブルース・リーの伝記を執筆しているのが当時の私こと龍熱青年です。確か本の奥付に私の名前(本名)も表記されていると思います。
私の商業誌デビューは「ブルース・リーと101匹ドラゴン大行進!」だと思っていらっしゃる方が多いようですが、実は「101匹ドラゴン」発売を遡ること10数年前に発売されていたこの「甦れ!ブルース・リー」こそが私の本当の意味でのデビュー本だったと言って良いと思います。
ただこの当時の私は商業誌に原稿を書くという行為に対する責任感も、感動も殆どなく、むしろ自分がBFCの会報に執筆していた人気コーナー「ブルース in Video」や小説「死亡遊戯:完全版」に対する会員の皆さんの反響の多さに1人喜んでいたのでした(^_^;)。
そう、後に香港功夫映画評論家としてのキャリアを踏み出す事になる私も、この時は店頭に並んでいる「甦れ!~」を見かけても「あ、もう発売になったのか。じゃあ今度事務局でSさんに「死亡遊戯」のピンナップ着いてるの貰おうっと♪」と完全に他人事のようなリアクションに終始している、文字通り呑気なBFC会員だったのでした。(BFC会員番号152)
BFCで“黒い巨人”カリーム・アブドゥル・ジャバールとの世紀のインタビュー実現か!?と意気盛んとなった私でしたが、N会長の「ジャバールのインタビューは俺がするから、お前は通訳やってくれ!」との無茶振りな提案にちょっとトーンダウンしながらも、そのインタビュー決行の日を今日か明日かと待っていました。
ところが肝心のジャバールが来日し、そのバスケットボールの試合がテレビで放送されているのに何時になってもBFCによるジャバールとのインタビュー決行の日は来ませんでした。
堪りかねた私がN会長に「ジャバールとのインタビュー、どうなったんですか?」と問い質すと、N会長は「ああ、あれか。俺がバスケの主催側に連絡入れたらさ、ジャバール選手は大変お忙しいので無理です、だってさ。だからもうこの話はオシマイ!」とアッサリとインタビュー中止の決定を下していたのでした(T_T)。
まあ考えて見たら、バスケット主催者側にして見れば、バスケットとは全く無関係の映画、それもジャバール本人がラスト数分しか出演していない「死亡遊戯」についてファンクラブの男2人が突然インタビューしたいと言って来ても、主催者側には何のメリットもないわけで、この時のインタビューが実現しなかったのも今では十分に納得だったりするわけです(^_^;)。
さて、これまでの文面だけを読みますと、私こと龍熱青年にかなり厳しい言動が多々あったN会長ですが(^。^)、それでもBFCの初代会長としての功績は大変大きな人でしたし、加えて会員でありスタッフでもある私に原稿執筆に関して何度もチャンスをくれた人でもありました。
その一つにBFCが増刊号の形で発売した「甦れ!ブルース・リー」がありました。これはBFC会員のみの配布だった会報「The Dragon」とは異なり、一般書店の店頭でも販売するという当時のFCとしては画期的な試みを行った書籍でした。
この「死亡の塔」劇場公開に合わせて発売された「甦れ!~」を今でもお持ちの方も多いと思いますが、文中でリーさんことブルース・リーの伝記を執筆しているのが当時の私こと龍熱青年です。確か本の奥付に私の名前(本名)も表記されていると思います。
私の商業誌デビューは「ブルース・リーと101匹ドラゴン大行進!」だと思っていらっしゃる方が多いようですが、実は「101匹ドラゴン」発売を遡ること10数年前に発売されていたこの「甦れ!ブルース・リー」こそが私の本当の意味でのデビュー本だったと言って良いと思います。
ただこの当時の私は商業誌に原稿を書くという行為に対する責任感も、感動も殆どなく、むしろ自分がBFCの会報に執筆していた人気コーナー「ブルース in Video」や小説「死亡遊戯:完全版」に対する会員の皆さんの反響の多さに1人喜んでいたのでした(^_^;)。
そう、後に香港功夫映画評論家としてのキャリアを踏み出す事になる私も、この時は店頭に並んでいる「甦れ!~」を見かけても「あ、もう発売になったのか。じゃあ今度事務局でSさんに「死亡遊戯」のピンナップ着いてるの貰おうっと♪」と完全に他人事のようなリアクションに終始している、文字通り呑気なBFC会員だったのでした。(BFC会員番号152)