Quantcast
Channel: 超級龍熱
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1873

驚異の大巨人二段変身!飯伏幸太主演「大怪獣モノ」Blu-ray&DVD絶賛発売中!!

$
0
0
さて、今月22日にキングレコードさんからBlu-ray&DVDが発売となっている河崎実監督、飯伏幸太主演「大怪獣モノ」(16)観ました。(キングレコードのSさん、ありがとうございます(^_^))。
あの東宝特撮怪獣映画の異色作「フランケンシュタイン対地底怪獣(バラゴン)」(65)をモチーフに制作されたと言われるこの「大怪獣モノ」ですが、監督がお馬鹿ムービーの旗手(?)河﨑監督なので、映画の随所にナンセンスかつブッ飛んだギャグが満載されていて、そこにウルトラシリーズや特撮ファンには堪らない堀田眞三(トカゲロン!)をはじめ、古谷敏(初代ウルトラマン!)、きくち英一(帰って来たウルトラマン!)、筒井巧(ジライヤ!)、渡洋史(宇宙刑事シャリバン!)、そして真夏竜(ウルトラマンレオ!)など懐かしの特撮スターたちがズラリと顔を揃えています。
ストーリーは突如出現した大怪獣モノに対して防衛軍の攻撃は歯が立たず、そこで人類が発明した万能細胞スタップ・・・じゃなくて(^_^;)セタップX(人間の細胞を猛烈に分裂&増殖させ、それを注入された被験者を巨大化させる万能細胞)によって巨大化した草食系男子の新田(巨大化前=斉藤秀翼。巨大化後=飯伏幸太)と大怪獣モノの闘いが延々と続く展開です。
そこに美人スパイ(女子プロレスラーの赤井沙希)が暗躍したり、毒蝮三太夫が美味しいところを持っていったりと、それなりに捻った展開になってはいますが、やはり見せ場は数度に渡る大巨人vs大怪獣モノの激闘でしょう。
途中で大怪獣モノに劣勢となった新田が堀田眞三演じる恩師との猛特訓で、滝の水を水平チョップで切れるようになり、再度大怪獣モノとの決戦に挑む辺りは、昭和の特撮ドラマでよく見られた「主人公が1度は敗れるも、特訓して逞しく成長し再び敵に挑む」といった懐かしくもある意味では定番的パターンが踏襲されています。
ただ私がちょっと残念だったのがこの新田大巨人vs大怪獣モノの決戦シーンで、新田に扮した飯伏幸太の闘い振りがかわず掛け落とし、ヤシの実割り、パワーボムといった懐かしの“昭和プロレス”技が連発されるのは良しとしても、せっかく日本のプロレスラー随一の身体能力を誇る飯伏に単調なキックやパンチをメインとした“普通の格闘アクション”をやらせただけで終わってしまったのが何とも勿体ないと思いました。
例えば飯伏の実際の必殺技であるフェニックススプラッシュを1度は大怪獣モノに撃破され、それに燃えた新田こと飯伏が新たな必殺技を開発し再び大怪獣モノに挑む、なんて流れだったらさらに面白かったと思うんですが・・・。
と言いながら、この新田大巨人vs大怪獣モノの闘いの終盤で、新たに“悪の遺伝子”を注入された新田大巨人がさらにパワーアップした状態となり、ここで二段変身した新田を飯伏幸太に替わって別のプロレスラー(本物)が演じるシーンで私は思わず「ギョギョ!?」となってしまいました。
この二段変身した新田に扮するプロレスラーが果たして誰なのかは、是非皆さんがこの「大怪獣モノ」Blu-ray&DVDを購入して直接確かめて頂きたいと思います(^_^)。
セルBlu-ray&DVDには映像特典として劇場予告編、メイキング、舞台挨拶映像などが収録されているそうです。
余りにも馬鹿馬鹿しいギャグを盛り込んだ映画を真剣に撮り、そこには馬鹿を超越した特撮ドラマ、プロレスに対する深い愛情が随所に刻み込まれているため、結果として映画として奇跡的に成立している。そんな河﨑実の驚異の映像世界を是非貴方も堪能してみませんか。この「大怪獣モノ」、ハッキリ言って“只モノ”ではありません!!

こちらがキングレコードさんのオフィシャルサイトです↓ http://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=45136

「大怪獣モノ」オフィシャルサイトです→ http://mono-movie.com/

Viewing all articles
Browse latest Browse all 1873

Trending Articles