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Channel: 超級龍熱
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我が愛しの「ロッキー」シリーズ⑧ 決死の王座奪回戦!

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アポロ「お前は俺を倒した時“虎の眼”を持っていた。それを取り戻すんだ!」
ロッキー「“虎の眼”か。でもアポロ、お前は何故俺を助けるんだ?」
アポロ「ロッキー、それはお前がクラバーを倒した後で分かるさ!」

強敵クラバー・ラングに惨敗し世界タイトルを奪われ、さらにはミッキーを失いドン底に突き落とされたロッキーに対して再起に向けてトレーナーを申し出たのは、何と前世界チャンピオンのアポロ・クリードでした。
しかしアポロの言うように“虎の眼”を無くし、クラバーに対する激しい恐怖でアポロとのトレーニングにも全く燃えないロッキー。
そんなロッキーを優しく、そして力強く励ましたのが妻のエイドリアンでした。
「ロッキー、貴方なら出来る。私も、そしてアポロも信じているわ!」「エイドリアン!」
エイドリアンの愛とアポロの友情でもう1度クラバー・ラングに挑戦する決意を固めたロッキーはアポロとの猛トレーニングの果てにクラバーとのリマッチに挑みます。
しかし試合開始直後の第2ラウンド、またしてもクラバーの殺人左フックを浴びたロッキーは何度もダウン!
ところがラウンド終了直前、ロッキーは敢えてクラバーの強烈な左フックを受けながら逆にクラバーを激しく挑発!
ロッキー「どうした!クラバー!?」
クラバー「この野郎!」
ロッキー「そんなもんか!?」
クラバー「この死肉野郎!」
ロッキー「もう終わりか!クラバー!?」
クラバー「次のラウンドでお前を殺す!」

「ロッキー、気は確かか!?」「いやアポロ、これは作戦さ。クラバーは疲れて来てる!」
コーナーに戻ったロッキーは慌てるアポロの問いかけにも冷静に答えると、次の第3ラウンド、つまりは勝負となるラウンドに気迫十分で備えるのでした。
そう、燃え上がる闘争心と冷静な判断力と言う名の“虎の眼”を取り戻したロッキーには、これまで長いラウンドを経験していないスタミナ切れのクラバーはもはや敵ではありませんでした。第3ラウンド、力にまかせて大振りのパンチを放つクラバーの攻撃に耐えたロッキーは鋭いジャブの連発から防戦一方となったクラバーの顔面に渾身の左フックを叩き込み、見事クラバー・ラングをKO!世界タイトル奪還に成功するのでした。
ここで注目したいのが本作「ロッキー3」のクラバーvsロッキーのリマッチが3ラウンドという早いラウンドで決着が着いた事です。
これまで「ロッキー」と「ロッキー2」では、第2ラウンドまではロッキーとアポロがお互いに牽制し合い、次の第3ラウンドから最終第15ラウンドまで壮絶なフルラウンドの長期戦となるのが定番でした。
スタローンはこの前2作で見られた“クライマックスのタイトルマッチは必ず15ラウンドまで縺れる”的なお約束パターンを今回の「ロッキー3」では敢えて排除し、ロッキーとクラバーの両者が闘志を剥き出しにしながら激しく打ち合い、そこから一気に決着!という、まさに息詰まるようなスリリングな闘いを僅か3ラウンドの短期決戦として描き切った手腕は改めて高く評価したいと思います。
そしてクラバー・ラングを倒したロッキーはアポロとの約束通り、アポロと共に無人のジムでお互いにグローブを着けて対峙します。
そして満面の笑みを浮かべた2人の世界チャンピオンは一気に接近すると!・・あとは皆さんもご存知ですね😉。
こうして世界チャンピオンにカムバックしたロッキー・バルボアでしたが、その頃このアメリカの英雄ロッキー撃破!を目指し、遠いロシアから完全無敵の戦闘マシーンがロッキーに、いやアメリカに挑戦状を叩き着けようとしていた!その最強戦闘マシーンこそ“ロシア最終兵器”イワン・ドラゴ!
そう、無名のボクサーから世界チャンピオンへと駆け上がったロッキーは、今度は自国アメリカの期待と威信を背負って完全無敵の戦闘マシーンとの世紀の対決に挑むのだった!!運命の米ソ決戦の時迫る!!

Clubber you are going to down !! Climax fight from Rocky3.

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