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Channel: 超級龍熱
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龍熱の「Dragon Fever Weekly Movie Reviews」Vol.4!!

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さて、今週の龍熱の「Dragon Fever Weekly Movie Reviews」ですが、以下のような感じになっております。

『六刺客』(70)。“韓国アクション映画の父”鄭昌和が香港の邵氏公司で撮った武侠片なんですが、これは面白かった!私はこの映画は「天映娯楽社」版のDVDを購入していないので、以前に「協和影視」からリリースされていたVHSで鑑賞しました。自分が皇帝の弟である事から殺戮行為を繰り返す李明男爵(尹一峰)の手にかかり無念の死を遂げた張男爵(陳鳳鎮)の仇を討つため集った凌雲をリーダーとする六人の刺客(李麗麗、遊龍、翟諾などなど)。凌雲たちは李男爵の道中を追跡しながら幾度と無く仇討ちの機会を狙いますが、ことごとく男爵の部下である高鳴や唐天希に阻まれてしまいます。
そして途中で同じく李男爵を狙う剣士(南宮勲!)も加わり、映画の最後の最後で遂に凌雲一派と李男爵一派との決戦の時がやって来ます!いやこのクライマックスの尹一峰vs凌雲、李麗麗、南宮勲の鮮血飛び散る大乱闘は一見の価値ありでしょう!私もこのクライマックスの決戦はもう観ていて思わず「こ、こりゃ凄いぜ!」と歓声(?)を上げてしまいましたね。
とにかくまだ未見の方はこの『六刺客』超お薦めです♪あ、良く見ると我らが鹿村泰祥さんが尹一峰の家来役で出ていますので、そこも要チェックですぞ。
それにしても、今回は途中から凌雲たち六刺客に加わる南宮勲がとうとう最後まで裏切らなかったにもビックリだよねぇ(爆笑)。それもあってか、この『六刺客』は鄭導演のご当地である韓国では『七人の侠客』(71)という題名で公開されました。こちらでその『七人の侠客』の韓国版ポスターを観ることが出来ます→http://www.maxmovie.com/movie_info/detail_press.asp?m_id=M000073582&menu=9

『徐老虎與白寡婦』(81)。高陽の原作を李翰祥大導演が改編し恬妮&劉永主演で撮った邵氏片なんですが、これは観ていてキツかった(苦笑)。恬妮、劉永、白彪の裏切り裏切られながらの生き残りを描いているんですが、どうも全体的に物語のテンポが単調でイマイチの出来でした。あと龍熱としてはせっかく“邵氏影后”恵英紅が出演しているのに彼女に殆ど武打シーンを披露させないのは本当に勿体無い!この『徐老虎與白寡婦』は昔からブートでも出回らなかった作品だったので期待して観た分、本当にガッカリでした。

他にも邵氏片はグロ系ホラーと思いきや実は推理ホラー作品の桂治洪導演作品『屍妖』(81)や、張徹&程剛&岳楓聯合導演作品で3話オムニバス物『群英會』(72)も観ましたが、『群英會』は第2話の羅烈と何莉莉のエピソードが良かったし、何気に染野行雄さんや洪金寶も顔を出していましたね。あ、以前にこの『屍妖』VCDを提供してくれたSAM.Bさんに感謝です♪ちなみに今度同じく桂治洪導演作品の『鬼眼』(74)も鑑賞予定でっす!

『死霊の受胎』(86)。これは部屋のVHS群を整理していたらオリジナルVHSが出て来て「これって観てないかも?」と思ってそれこそ軽い気持ちで観たんですが・・・観なければ良かった(涙)。もう当時の香港ホラー映画特有の“リミッター外れっぱなし”状態のグロ描写が「これでもか!」と延々と続くんですよぉ!

『ピープルvsジョージ・ルーカス』(10)。試写で観ましたが、これは『スター・ウォーズ』のファンの人はマストの映画ですし、逆に『スター・ウォーズ』に関心のない人が観ると「そ、そんなにムキにならなくても?」的にちょっと退いてしまうぐらい世界中の「SW」フリークたちのジョージ・ルーカスに対する熱くてコミカルなメッセージを集めた作品です。でもこの映画を観ると久々に『スター・ウォーズ(特に旧3部作)』を観たくなるよね。

『TIME/タイム』(11)。この映画も試写で観ましたが、ジャスティン・ティンバーレイク&アマンダ・セイフライドら主人公たちが25歳を過ぎると成長が止まり、その日から余命が1年となり、以後“時間”が金銭の代わりとなる近未来の世界で生き残りを懸けて死に物狂いで闘い抜く姿を描いたサスペンス・アクションです。この映画の中でユニークなシーンがそれぞれ人間の生存できる残り時間が自分の腕に表示されていて、貧しい人間はそれがゼロになるとその場で即死し(!)、逆に裕福な人間は腕に何万もの時間が表示されている・・・というトンでもない日常の中で、人間が自分の腕と相手の腕を合わせ、お互いの“時間”を「ドドドド!」と売買するシーンなんですね。クライマックスも超ハラハラさせられますし、この映画はお薦めです。関係ないけどジャスティン・ティンバーレイクってミルコ・クロコップに似てない??と言うわけで、次回の「Dragon Fever Weekly Movie Reviews」もどうぞお楽しみに!

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