さて、昨日は都内某所で塚本連平監督、篠原涼子&芳根京子主演「今日も嫌がらせ弁当」(19)を試写で観て来ました。いやこれが中々泣かせる映画でした!
実在のシングルマザーKaoriさんのブログとエッセイを映画化した本作。八丈島で暮らすシングルマザーのかおり(篠原涼子)は以前に夫を事故で亡くして以来、女手一つで2人の娘を育てて来ました。ところが長女の若葉(松井玲奈)は独立したものの、同居する次女の双葉(芳根京子)がガチの反抗期中な事が悩みの種。何しろ高校生の双葉は家でかおりと口も効かない、かおりが毎日作るお弁当も食べても無言、とさすがのかおりもとうとうブチ切れ、双葉にこう宣言します。
かおり「あなたがそんな嫌な態度取るならね、私もあなたがその態度を改めるまで、あなたが嫌がる事をしまーす!」
かおりが言う双葉が嫌がる事とは?それは双葉に毎日作るお弁当を思い切り手の込んだキャラ弁にする事でした\(^o^)/。こうして双葉は毎日学校のお昼の時間にかおり特製の「ワイルドだぜぃ?(ってスギちゃん顔入り!)」とか「家でご飯食べたら皿を下げる!」“とか、かおりの双葉へのちょっと意地悪で、ユーモアが込められたメッセージ入りキャラ弁”を食べる羽目になり、その双葉のキャラ弁は次第に学校中の話題となり、写メしに来る生徒も出て来る事態になります。それでも頑なに反抗する双葉とかおりの“母娘のキャラ弁戦争”は続きますが、やがてそれは幼い時から母と娘3人だけで必死に寄り添い生きて来たかおりと双葉だけの言葉を超えた大切なメッセージ交換の場となっていくのでした・・。
映画はそこから双葉の悲しい失恋、かおりの入院を経て、いよいよ東京(って八丈島も東京ですが)で就職する双葉にかおりが作った最後のキャラ弁を渡す日がやって来ます。ここからの観る側が思わす涙してしまう感動の展開と、かおりが作った“最後のキャラ弁”の余りに素晴らしく、また驚きの中身は、是非とも皆さんには劇場の大スクリーンで堪能して頂きたいと思います。私は本作を観る前は、イメージ的には篠原涼子にはまだ母親役は無理があるんじゃないかな?と思っていたんですが、それはどうやら取り越し苦労だったようです(^o^)。どんな時でもユーモアを忘れず、料理が大好きで、何時も2人の娘に全力の愛を注ぐかおりを熱演した篠原ママ、素晴らしかったです👍。
この「今日も嫌がらせ弁当」は来月28日からロードショー公開となりますので是非(^o^)。