さて、昨日は都内某所でサイモン・キンバーグ監督、ソフィ・ターナー主演「X-MENダーク・フェニックス」(19)の完成披露試写会に行って来ました。現行のキャストでは最終章となる本作ですが、文字通りファイナルエピソードに相応しくドラマチックな力作に仕上がっています。
宇宙で起きたNASA乗組員救助のミッションに向かったミスティーク(ジェニファー・ローレンス)をリーダーとするX-MENですが、その際ジーン・グレイ(ソフィ・ターナー)が謎のエネルギー体の放射能を浴びてしまいます。何とか一命を取り留めたジーンですが、その日からジーンは感情のコントロールが効かなくなり、怒りを爆発させるとこれまで以上のサイコキネシスやテレパシーを誘発させる超ド級のパワー“ダークフェニックス”を体内に宿らせてしまうのでした。
その頃、地球に謎のエイリアン集団が飛来します。邪悪にして冷酷なエイリアンたちは何故か“ダークフェニックス”を宿したジーン・グレイを執拗に追跡します。またジーンもエグゼビア(ジェームズ・マカヴォイ)がジーンのためを思い長年伏せていた父親の生存を知った事でエグゼビアやX-MENたちに不信感を覚え、そのジーンの動揺を突いて来たエイリアンたちの許に身を委ねるのでした。
やがてジーンを巡るX-MENとエイリアンの闘いはX-MENの1人が非業の死を遂げた事でさらに激しさを増し、友の死に怒りを爆発させたマグニートー(マイケル・ファスベンダー)らミュータントたちをも巻き込み壮絶なる市街戦へと突入していきます。悲しみと憎しみに燃えるビースト(ニコラス・ボルト)、恋人ジーンの身を案ずるサイクロップス(タイ・シェリダン)、そしてストーム(アレクサンドラ・シップ)やクイックシルバー(エヴァン・ピータース)、ナイトクローラー(コディ・スミット=マクフィー)たちはそれぞれの超能力パワーを全開とし、地球人女性の身体を乗っ取ったリーダー(ジェシカ・チャスティン)率いるエイリアン集団との壮絶なる超能力バトルに挑んでいく!!
クライマックスの夜の鉄道を舞台に、疾走する列車内で展開されるX-MEN、特殊部隊、エイリアン集団の三つ巴の大決戦は、ミュータントたちそれぞれの超能力が最大限に生かされた大興奮のバトルが繰り広げられ、私たち観客の目を大スクリーンに釘付けにする事必至です。
重厚な人間ドラマと破天荒にして驚異の超能力バトルが縦横無尽に繰り広げられる壮大なミュータント・サガ最終章「X-MENダーク・フェニックス」は、今月21日からいよいよロードショー公開となりますので是非!!