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Channel: 超級龍熱
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NWA世界ヘビー級王者列伝③ “東洋の巨人”ジャイアント馬場

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第49代NWA世界ヘビー級王者“東洋の巨人”ジャイアント馬場。
鹿児島でジャック・ブリスコを破り日本人として初のNWA世界王者となった馬場さんですが、個人的には鹿児島の試合はちょっと淡白な印象で、日大講堂で行われた馬場さんの初防衛戦の方がズッと試合内容も良いと龍熱は思います。特に決勝の3本目の馬場さんとブリスコのバックドロップを巡るローブ際のスリリングな攻防はこれぞ昭和プロレス!と言える素晴らしさでした。また柳澤健氏の著書「1964年のジャイアント馬場」にブリスコの自伝から引用する形で、この鹿児島で馬場さんがブリスコからNWA世界タイトルを奪取するのに当時のお金で約6000万が動いたと書かれていました。
これを読んで「ベルトを取るのにお金を払ったのか。やっぱりプロレスは八百長!」と思った輩は今すぐこのFacebookを去りなさい😠。
そうじゃない。龍熱はこう思いました。
当時のNWA世界ヘビー級チャンピオンのベルトは馬場さんや日本テレビが6000万円(今なら1億以上)という大金を払う価値があったと言う事実に心から感嘆したんです👍。
そうです、まさにNWA世界ヘビー級チャンピオンベルトは“Ten Pounds of Gold”の価値があったんです👍。
これが「1964年の〜」の鹿児島の馬場さんvsブリスコ戦に関する正しい認識です。
馬場さんは1週間後に豊橋で王座奪回の執念に燃えるブリスコが放ったバックドロップに散りNWA世界王者から転落します。
しかしかつてアメリカ修行時代にバディ・ロジャースに勝って1度は幻のNWA世界王者となっている馬場さんにとって、まさに師匠の力道山も、宿敵のアントニオ猪木も果たせなかったNWA世界ヘビー級チャンピオンとなった事は
ある意味プロレスラージャイアント馬場にとって最高にして究極の到達点となったのでした。

49th NWA world heavy weight champion Giant Baba.


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