現在まで「死亡遊戯」の謎は殆ど解明されたとされるが2000年に「GOD」と「A Warrior's Journey」がそれぞれ公開されて逆に深まった謎がある。
それがリーさんこと主人公が五重塔の試練全てを突破した果てに何故最上階の“秘宝”を手にする事なく塔を降りていくのか、である。
確かに主人公が五重塔の外で待つ韓国人ボスに向かって破れた五階の窓から「ここはもう安全だ!上がって来〜い!」と叫び、自分の役目が終わった主人公も五重塔を降りていく。
では最上階の“秘宝”は主人公と入れ違いで五重塔を上がって来た韓国人ボスが手にするのか?その結末で映画「死亡遊戯」を、五重塔の40分にも及ぶ死闘を最後まで観て来た観客は果たしてこれで納得しただろうか?
やはり主人公が自らの手で“秘宝”を手にし、またその“秘宝”の正体を明らかにしなければ当時も今も誰よりも勧善懲悪を望む香港や東南アジアの観客は納得しなかっただろう。
それを考えれば、五重塔を降りて来た主人公を待ち構えていた韓国人ボス(一説には不具者の設定)一味と主人公の最終決戦(ここでいよいよ楊斯の登場か?)が五重塔の1階で繰り広げられる、の流れが正しいと言わざるを得ないのである。そう、デスゲームを突破した者の闘いは五重塔を降りてからも依然続くのである。以無法為有法!以無限為有限!死亡的遊戯無敵也!
So what are really waiting Hai Tien after he defeated all guardians of the pagoda?