「ブルース・リー死亡遊戯」（78）の劇中スチール、それもビリー・ロー役の金泰靖がサングラスを外したスチールは極端に少ないんです。
それもあって、この映画の冒頭「ドラゴンへの道」のコロシアムのセットで撮影中のビリーに照明が落下した直後のスチールは大変貴重だと思います。
ただ私が思うに78版「死亡遊戯」の金泰靖の劇中スチールに関しては、実際はかなりの量が撮影されながら、それらが今日まで単に未公開状態に過ぎないのでは、と考えています。
それは当時も今も作品の性質上、劇中で李小龍を演じているはずの金泰靖の素顔が確認できるスチールがファンの目に触れるのは好ましくないと嘉禾影業サイドが判断したのなら、それはある意味当然だと思います。ただそれでも私たちデスゲーム信者は、金泰靖vs王虎の“温室の決闘”、金泰靖vsボブ・ウォールの“ロッカールームの死闘”、さらにはクライマックスでレッドペッパーレストランに侵入し2階に上がる前の金泰靖、4階でスタイナーと闘う金泰靖の劇中スチールやオフショットがもし現存するなら是非見てみたい！と思っているわけです。確かにそれら“闘神の影武者”のスチールは44年前は“偽者”扱いだったかも知れない。
でも長い年月を経たいま現在、それらのスチールは78版「死亡遊戯」の全てを愛する我々にとって、何よりも貴重かつ垂涎のアイテムと言っていい“宝物”なのです。
Rare behind the scene from Game of Death 78.