李小龍監督は『死亡遊戯』の3つのフロアで、それぞれセット内の様々なアングルを駆使して撮影を行いました。それは塔内映像を約11分しか使用出来なかった78版『死亡遊戯』では判りにくかったですが、『GOD』では2人の挑戦者である田俊と解元を画面から締め出す必要が無くなった事もあり、リー監督が塔の番人たちとフロア全体を広々と使いながら闘う様子がよく分かります。
例えばダン・イノサントが守る3階は“虎殿”では、ご覧の4階へと上がる階段にカメラマンを置き、リーさんとイノサントのヌンチャク戦を上から見下ろすアングルで撮ったりしています。
他にもリーさんがまだ3階に上がって来る前のインサント☓田俊のウェポン戦では、2階から3階に上がる階段途中にカメラマンを置き、下から見上げるようなアングルで撮影していました。
“虎殿”の床に映る解元が使った丸太、田俊とリーさんが投げ捨てた短棒やヌンチャクケース、イノサントが投げ捨てたカリスティックなどを確認しながら『GOD』をジックリ見直すのもまた新たなデスゲームの楽しみ方かも知れません。
Unique angle shots from Game of Death .