『死亡遊戯』撮影続行!李小龍のスタントダブルは20人用意された!
この記事が書かれた1976年前後は、まだ『死亡遊戯』という作品世界の全貌は謎に満ちていました。
そもそも龍熱少年がこのリーさんの横に挑戦的に立つ解元を初めて見たのも実はこのスチールでした。
当時はまだ陳元と誤表記されていた解元は、リーさん主演の4本のクンフー映画のどれにも出演しておらず、龍熱少年的には「この人は誰?」状態でした。
さらに解元の左背後の床に置かれた丸太についても、龍熱少年は「何でこの映画は床に武器が散乱しているんだ?」と全く意味不明でした。
またリーさんの背後に倒れている格闘家がダン・イノサントである事は当時公開されていたリーさん☓イノサントのヌンチャク戦スチールの流れで辛うじて分かりました。
ただそこで龍熱少年に生じた疑問が「リーさんはどうやってイノサントを倒したのか?」でした。
リーさんが右手にイエローヌンチャクを持っている事から何らかの方法でヌンチャクを使ったか、あるいは得意の蹴り技でイノサントを倒したのか、と夢中で考えたのを覚えています。
そしてそこから2年後に公開された『ブルース・リー死亡遊戯』(78)を観た時、ビリー・ローがパスカルの首にヌンチャクの紐を巻きつけ絞め上げる事でパスカルの首を折り、このフィリピンの魔杖師を撃退した事が初めて分かったのでした。
Game of Death article around 1976 from old magazine.