さて「死亡遊戯 GUARDIAN'S FIELD」第4回は“フィリピンの魔杖師”ダン・イノサントと野原のシーンの真実に迫ります。1972年9月に『死亡遊戯』の撮影のためにアメリカから香港に到着したイノサントは李小龍監督にその足で李監督の自宅に連れて行かれて胡奀相手にアクションのリハーサルを撮影しています。
それが今もモノクロ音声入り映像が現存しているリーさんが自宅の庭で自らが生怪鳥音入りで撮影した約12分ほどのイノサント☓胡奀のリハーサル映像です。実はこのリハーサル映像こそ後日に新界の野原でイノサントが五重塔は3階“虎殿”を守るフィリピノエスクリマの達人としてカリスティックを手に胡奀を撃退するデモアクションのリハーサルでした。それはこの李監督の自宅のベランダからイノサントと胡奀を撮影したカメラアングルと『ブルース・リーの神話』(84)に登場する野原のイノサント☓胡奀のアングルが同じ事からも明らかです。
2000年に私がイノサントにインタビューした際も、当然この野原のシーンについてもイノサントに質問しました。イノサントの答えは「君の質問は私の背後に塔のセットがあるシーンではなく、ブルースが野外のニューテリトリーで撮ったデモンストレーションの事だね。あのアクションは本編用ではなく、私たちガーディアンがどんなマーシャルアーツのエキスパートか観客に見せるために撮ったフィルムだよ」との事でした。
李小龍監督がダン・イノサントと胡奀を伴い新界でデモアクション映像を撮影したのは、恐らく“虎殿”セットの撮影が開始される9月25日以前か、“虎殿”セットの撮影が終了した9月30日以降でしょう。では果たして李小龍がヌンチャクを持ち、イノサントがカリを手して闘うスチール写真は映像として撮影されたのか?それは今月27日に開催される「龍熱トークライブ2022」こと「死亡遊戯 GUARDIAN'S FIELD」で遂に明らかとなるのです!BRUCE IS BACK!!
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