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Channel: 超級龍熱
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猛龍的原点回帰〜唐山大兄⑦『唐山大二』徹底検証スペシャル:追撃編

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さて『唐山大二』(76)徹底検証(ホント徹底的にやりました😙)の第7回ファイナルは、映画のクライマックスの鄭潮俊(羅烈)vs呉彬(陳着。この本作の監督兼演員については改めて触れます)のトリビアで締めたいと思います。
まずは2枚目の写メ画像、製氷工場で羅烈と闘う陳着を本作の武術指導を担当する袁祥仁がスタントダブルで吹き替えているのがハッキリ分かるカットです。
後に実兄の袁和平率いる袁家班の重鎮として活躍する袁祥仁ですが、本作撮影前後に香港である事件を起こした事が原因で香港で映画製作活動が出来なくなり、一時は香港からフィリピンに活動の場を移さざるを得なくなる、いわゆる都落ちを経験する事となります。
余談ですが、1枚目の写メ画像で羅烈に倒され息絶えたはずの陳着ですが、死体の陳着がつい瞬きをするのを龍熱はシッカリと見逃しませんでした😆。
こういうテイクの選択ミスはラッシュフィルムの段階で編集担当者がチェックしなければいけないのですが、ハリウッドなどの欧米作品ではまず考えられないミスでしょう。
最後に呉彬の娘(厳密には血縁無し)を演じた汪萍ですが、主に邵氏兄弟公司でトップ女優として活躍した人で、狄龍主演『武松』(81)で台湾金馬奨賞の最優秀主演女優賞を受賞しています。
また汪萍はそのキャリアで殆ど唯一と言っていい女ドラゴン映画に主演していて、それが王羽の当たり役で知られる馬永貞の実妹の馬素貞を汪萍が可憐に演じた『山東大姐』(73)です。
最後に『唐山大二』のエンディングですが、警察に連行されながら何故か『GMEN75』オープニングのように颯爽とした羅烈こと鄭潮俊の後ろ姿で終わります😆。
さて「猛龍的原点回帰〜唐山大兄」番外編『唐山大二』徹底検証スペシャル:追撃編、如何でしたでしょうか。次回から「猛龍的原点回帰〜唐山大兄」は再び『ドラゴン危機一発』(71)を熱く濃く検証する特集コラムに戻ります。鋼鉄の男、その名は李小龍!!

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