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Channel: 超級龍熱
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龍熱の昭和プロレス放談(101)死神酋長からアントニオ猪木へ!猪木寛至の青春。

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力道山は自分も本人役で出演するTVドラマ『チャンピオン太』(62〜63)に悪役レスラー死神酋長で出演した若手の猪木寛至に「猪木、お前これからリングネームも死神酋長にしろ。うん!決めた!それがいい!」と命名。 師匠の力道山に突然リングネームを死神酋長と命名された猪木青年は真っ青になり、普段から自分を可愛がってくれてる力道山の右腕レスラー豊登の許に走る。
猪木は豊登に「僕はプロレスは男が命を懸ける仕事だと思ってる。なのにリングネームが死神酋長なんかになるなら僕は・・僕はブラジルに帰ります!」と涙を浮かべながら哀願。
猪木に哀願された豊登は力道山に「関取、猪木のリングネームですが、さすがに死神酋長はあんまりですよ。どうかワシに免じて勘弁してやって下さい」と頭を下げた。
“怒濤の怪力”と呼ばれ、リングで何度も自分を助けた弟分の豊登に頭を下げられた力道山は「そうか?いや死神酋長、いいけどなぁ!ちぇっ!」と猪木死神酋長を渋々断念するのだった。 
豊登は何とか死神酋長襲名を免れた猪木寛至に、新たに自分が発案したリングネームを与える。
それが「アントニオ猪木」である。猪木寛至、いやアントニオ猪木は自分が慕う豊登から命名されたこのリングネームを誰よりも深く愛し、愛妻の倍賞美津子夫人にも自分をアントンと呼ばせるほどで、引退するその日まで「アントニオ猪木」を名乗り続けた。
この力道山、そして豊登と2人のレジェンドに翻弄され、また愛された若手時代のアントニオ猪木のエピソードは、龍熱が門茂男さんの著作を読んで今も強烈な印象が残る大好きなエピソードです。

Late Antonio Inoki once played villain call Grim Reaper Chief against his mentor Rikidozan in Japanese TV drama Champion Futoshi.
But after TV drama Rikidozan forced young Inoki to change his ring name to Grim Reaper Chief too.
That horrible idea was cancelled by Toyonobori who treatd Inoki like his brother.


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