昨日は都内某所でニコラス・ケイジ主演『ゴーストライダー2』(11)のマスコミ試写に行って来ました。私的にはこのシリーズのパート1が全然面白くなかったんですが、今回のパート2は十分に楽しんで観る事が出来ました♪
特に主役のジョニー・ブレイズ(ケイジ)ことゴーストライダーを執拗に追い詰める「触れる物全てを朽ち果てさせる力を持つ」凶悪魔ブラックアウトを嬉々として演じるジョニー・ホイットワースが最高に良い味出してますねー!!映画のクライマックスで暴走するトラックのボンネット上で延々と繰り広げられるゴーストライダーvsブラックアウトの激闘は必見なり!
この『ゴーストライダー2』は来年2013年は2月8日から「丸の内ピカデリー」他にて“ハングリリィィィ!”に全国ロードショーとの事です!
さてさて、先日チラッと触れましたが、今回は天映娯楽社から遂に未発売に終わった激レア邵氏兄弟公司作品で楚原導演、岳華&陳鴻烈&施思主演『土匪』(73)でいきたいと思います。
この『土匪』は街の実力者である方老爺(井?)、そして方老爺の2人の息子である兄の正児(岳華)と弟の方風(陳鴻烈)の許に美しい従妹の暁紅(施思!)がやって来る場面から始まります。暁紅は真面目で優しい正児とすぐに恋仲となりますが、それを知った粗暴で冷酷な方風は正児が方老爺と仲違いして家を出た事を見届けると、ある晩寝ている暁紅に襲いかかり暁紅を強姦し、哀れ暁紅は方風の子供を身篭ってしまいます。
方老爺にお腹の子供の父親が誰かを尋ねられた暁紅は方風の名前を告げますが、それを聞いた方老爺は激怒し暁紅を非情にも何度も殴打するのでした。
同じ頃、方風は普段から争いが絶えない県長の息子の李登耀(石天!こりゃまたディーンさん、超若いぜ♪)を射殺し追われる身となり街から姿を消すと、やがては凶悪な土匪(要するに山賊)となり犯罪を重ねていくのでした。
その頃、正児の弟分の山根(金峰。好演!)は正児のために方老爺に敢えて暁紅の父親は自分だと名乗り出ると、正児の帰りを待つ山根と暁紅は静かな暮らしを手に入れていました。しかし、そこに山賊として方老爺の財産を狙う方風、さらには省府専官として立派に出世した正児の2人が舞い戻った事で、運命の兄弟は暁紅を間に因縁の再会を果たします・・・!
ここからこの『土匪』は同じ邵氏公司の“某暴力導演”のややワンパターン的な展開(苦笑)とは異なる重厚かつドラマチックな人間模様がグイグイと観る側を引き込んでいき、流石は“浪漫武侠片導演”楚原作品である!と唸らされる展開となります・・・!
まず正児は愛する暁紅と再会すると、方老爺にとっては初孫(方風の子ですが)となる暁紅の子を既に病床で臨終の時を迎えようとしている方老爺と引き合わせますが、孫を愛おしく抱き締め終わった方老爺は暁紅の差し出すお茶を口にする寸前にこれまでの自分の数々の非情な振る舞いを悔い改めながら息を引き取ります。
そしてその方老爺の葬儀に子分(鄭康業、または本作の武術指導を担当する袁和平&袁祥仁、袁信義ら袁氏兄弟)と共に姿を見せた方風は、警察に投降を求める正児を嘲笑いながら暁紅を連れ去り山小屋に立て篭もると、警官隊と共に駆けつけた正児との決着を迫ります!
このクライマックスにおける正児と方風の決着戦は、正児が何度も何度も悔い改めるように説得するも決して改心しようとしない悪辣な方風に「二弟よ、もはやこれまでだ!」と最後の手段として備えていた“暗器”で悲痛な表情と共に兄弟である方風を仕留めるシーンで劇終となります。
まあ龍熱が当初期待していたほどの満足度が得られなかった幻の邵氏片『土匪』ですが、それは多分に“千面女郎”施思が映画の最初から最後までノン・アクションで終わってしまった点にあるかと思います。
やっぱり映画のクライマックスでは極悪非道な陳鴻烈に対して施思の“女ドラゴン殺法”が炸裂する展開じゃないと何とも淡白で物足りない印象の武打片となってしまうのはある意味仕方がないんでしょうね・・・。
ちなみにこちらで『土匪』の作品データ&同作品のオリジナル・ポスターを見る事が出来ます↓ http://hkmdb.com/db/movies/view.mhtml?id=5390&display_set=eng
特に主役のジョニー・ブレイズ(ケイジ)ことゴーストライダーを執拗に追い詰める「触れる物全てを朽ち果てさせる力を持つ」凶悪魔ブラックアウトを嬉々として演じるジョニー・ホイットワースが最高に良い味出してますねー!!映画のクライマックスで暴走するトラックのボンネット上で延々と繰り広げられるゴーストライダーvsブラックアウトの激闘は必見なり!
この『ゴーストライダー2』は来年2013年は2月8日から「丸の内ピカデリー」他にて“ハングリリィィィ!”に全国ロードショーとの事です!
さてさて、先日チラッと触れましたが、今回は天映娯楽社から遂に未発売に終わった激レア邵氏兄弟公司作品で楚原導演、岳華&陳鴻烈&施思主演『土匪』(73)でいきたいと思います。
この『土匪』は街の実力者である方老爺(井?)、そして方老爺の2人の息子である兄の正児(岳華)と弟の方風(陳鴻烈)の許に美しい従妹の暁紅(施思!)がやって来る場面から始まります。暁紅は真面目で優しい正児とすぐに恋仲となりますが、それを知った粗暴で冷酷な方風は正児が方老爺と仲違いして家を出た事を見届けると、ある晩寝ている暁紅に襲いかかり暁紅を強姦し、哀れ暁紅は方風の子供を身篭ってしまいます。
方老爺にお腹の子供の父親が誰かを尋ねられた暁紅は方風の名前を告げますが、それを聞いた方老爺は激怒し暁紅を非情にも何度も殴打するのでした。
同じ頃、方風は普段から争いが絶えない県長の息子の李登耀(石天!こりゃまたディーンさん、超若いぜ♪)を射殺し追われる身となり街から姿を消すと、やがては凶悪な土匪(要するに山賊)となり犯罪を重ねていくのでした。
その頃、正児の弟分の山根(金峰。好演!)は正児のために方老爺に敢えて暁紅の父親は自分だと名乗り出ると、正児の帰りを待つ山根と暁紅は静かな暮らしを手に入れていました。しかし、そこに山賊として方老爺の財産を狙う方風、さらには省府専官として立派に出世した正児の2人が舞い戻った事で、運命の兄弟は暁紅を間に因縁の再会を果たします・・・!
ここからこの『土匪』は同じ邵氏公司の“某暴力導演”のややワンパターン的な展開(苦笑)とは異なる重厚かつドラマチックな人間模様がグイグイと観る側を引き込んでいき、流石は“浪漫武侠片導演”楚原作品である!と唸らされる展開となります・・・!
まず正児は愛する暁紅と再会すると、方老爺にとっては初孫(方風の子ですが)となる暁紅の子を既に病床で臨終の時を迎えようとしている方老爺と引き合わせますが、孫を愛おしく抱き締め終わった方老爺は暁紅の差し出すお茶を口にする寸前にこれまでの自分の数々の非情な振る舞いを悔い改めながら息を引き取ります。
そしてその方老爺の葬儀に子分(鄭康業、または本作の武術指導を担当する袁和平&袁祥仁、袁信義ら袁氏兄弟)と共に姿を見せた方風は、警察に投降を求める正児を嘲笑いながら暁紅を連れ去り山小屋に立て篭もると、警官隊と共に駆けつけた正児との決着を迫ります!
このクライマックスにおける正児と方風の決着戦は、正児が何度も何度も悔い改めるように説得するも決して改心しようとしない悪辣な方風に「二弟よ、もはやこれまでだ!」と最後の手段として備えていた“暗器”で悲痛な表情と共に兄弟である方風を仕留めるシーンで劇終となります。
まあ龍熱が当初期待していたほどの満足度が得られなかった幻の邵氏片『土匪』ですが、それは多分に“千面女郎”施思が映画の最初から最後までノン・アクションで終わってしまった点にあるかと思います。
やっぱり映画のクライマックスでは極悪非道な陳鴻烈に対して施思の“女ドラゴン殺法”が炸裂する展開じゃないと何とも淡白で物足りない印象の武打片となってしまうのはある意味仕方がないんでしょうね・・・。
ちなみにこちらで『土匪』の作品データ&同作品のオリジナル・ポスターを見る事が出来ます↓ http://hkmdb.com/db/movies/view.mhtml?id=5390&display_set=eng