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Channel: 超級龍熱
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あの“最後のソックリさん武打星”が正統派に転向!?石天龍特別客串『絶命島』

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今週は某特設サイト原稿用のサンプルDVDが届いたので、またこれから暫くは原稿との格闘が始まりますが、今月半ばには大阪遠征も控えていますので余りノンビリはしていられません。と言いながら、昨日は『シャークトパス』なんていう超B級モンスター映画を観ていたんですが、これってマジで下らない映画だぜぇ?と思って観ていたら・・・これが意外に面白いじゃないの!?(爆笑)。何たって鮫と蛸が合体した巨大怪獣ですから!!!(キッパリ)。

さて、昨日はこれまた購入後放置状態だった馮超導演、劉樺&霍思燕主演、そして“最後のソックリさん武打星”こと石天龍特別客串(本作武術指導兼任)のサスペンス・アクション『絶命島』(10)を観てみました。
ただこれがまた実に痛い作品と言うか(苦笑)・・・何とも面白くない作品で(トホホ!)、大富豪の龍爺(馮超)の最愛の息子が飛行機事故で死亡しますが、医者からその息子の心臓だけがまだ50時間動いている(!)と聞かされた龍爺は、部下の林雪に命じて中国各地から7人の男女(霍思燕、戎祥、餘?、程伊などなど)を自分の所有する絶海の孤島に拉致してくると、7人の中で息子と同じ血液型を持つ人間に息子の心臓を移植(ってオイオイ?)しようとします。(今回レビューに使用したDVDが中文簡略字幕のみだったので、今一つ物語の把握が厳しかったんですが、大体このような物語だと思います)
で、この男女7人の人選がデブのヤクザがいたり、何故か相撲取りがいたりと・・メチャクチャなんですが(苦笑)、その孤島、いえ絶命島にある企みを持った人間(って最後にそれが誰だか判りますが)の依頼で密かにバンコク最強の殺し屋(演じるは石天龍!)が潜入して来ます。で、この石天龍演じる殺し屋の初登場シーンで、いきなり2人の作業員を石天龍が刺殺するシーンが出て来るんですが、この数秒ながら冷酷にして鮮やかな処刑シーンからも、今回の石天龍がこれまでのリーさんアクションのコピーを売りとしたソックリさん武打星ではなく、敢えて正統派の武打星としてこの『絶命島』に挑んでいる事が判ります。
さらにこの後、この『絶命島』における最大の見せ場である石天龍vs龍爺に仕える女殺し屋(陳飛羽!)の一騎打ちが見られるのですが、ここでの陳飛羽によって左肩に斧を打ち込まれた石天龍がそのままの状態で猛然と陳飛羽と蹴り合い、最後には石天龍が陳飛羽を関節技で締め上げたまま一気にトドメを刺すまでの激しいバトルは中々の見せ場となっています。
そうは言いながらもこの『絶命島』、ここから後半の展開では何故か急に“善人”になった龍爺から霍思燕ら数人が大金を貰って笑顔全開になったり、肝心の石天龍も最後には哀れクルーザーと共に手榴弾で爆死(涙)したりと、最後まで「オイオイ?」的な展開に終始してしまっていた『絶命島』でした。最後になりますが、映画の前半であの吳志雄が台湾ヤクザの役(って殆ど地でしょうけど)で顔を見せていましたね♪
ちなみにこちらで『絶命島』のオリジナル・ポスターが見られます↓
http://hkmdb.com/db/movies/image_detail.mhtml?id=14541&image_id=168663&display_set=eng

でもどうせ同じ石天龍関連の映画を観るなら、今回の『絶命島』のようなユルユル映画よりも、石天龍があの“ノーザンレッグ”こと劉忠良と豪快なキック合戦を実現させた『Trinity Goes East』(98)の方が断然お薦めでしょう。
こちらでその石天龍vs劉忠良の対決を観られます→ http://www.youtube.com/watch?v=hJ15CcLfNWI 
これって何とか国内でも“奇跡のDVD化”とかしませんかねー!?

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