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Channel: 超級龍熱
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闘え!両腕を失った褐色の拳士よ!RZA監督&主演『The Man with the Iron Fist/鉄拳無敵』

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さて、やっと原稿書きも一段落出来そうなので、以前から当ブログでも何度か触れて来ましたRZAが製作&監督&脚本、そして主演も兼ねた『The Man with the Iron Fist/鉄拳無敵』(12)を観てみました。
まあこの映画に関しては物語自体はあって無いような感じなんですが(苦笑)、19世紀の中国で黒人の鍛冶屋(RZA)が差別に苦しみながらも少林寺(らしき寺院)で僧侶(劉家輝!この当時はお元気なのが逆に見ていて辛い)に教えを受け、その後に訪れた街で、父親同然の金獅(陳観泰!)さえも殺した極悪人の銀獅(バイロン・マン)の手下で“鋼鉄の身体”を持つブラス・ボディ(WWEスーパースターのバティスタ!)に両腕を切断(!)されてしまいます。
その瀕死の鍛冶屋を助けたのがイギリス軍人ジャック・ナイフ(ラッセル・クロウ。昔ながらリチャード・ハリソンが適役♪)で、ジャックは鍛冶屋の失われた両腕に鋼鉄の義手(!!)を取り付けると、金獅の息子で銀獅への復讐に燃えるX-ブレイド(007の悪役で知られるリック・ユーン)と共闘し、3人は銀獅一派の待つアジトへと乗り込んでいく!という展開って・・・何か何処かで何度も観た事あるような話じゃないの?なんて言ってはいけませーん!(爆笑)。
またこれも以前に触れましたが、この『The Man with the Iron Fist/鉄拳無敵』の売りがその壮観なまでの豪華キャストで、例えばブラス・ボディの“鋼鉄の肉体”が猛威を振るうX-ブレイドとの前哨戦、アンドリュー連凱&グレイス・ホアンのツープラトン大乱戦(ここは必見!)、売春宿の女将ルーシー・リュウvs銀獅の子分カン・リーの一騎打ち(切ない決着シーンに注目)、ジャックvs毒飛刀の使い手ダニエル・ウーこと呉彦祖、そして鍛冶屋vsブラス・ボディの怒涛の決着戦などが元奎渾身のアクション指導により、作品の随所で文字通り素晴らしい輝きを放っています。
他にも梁家仁やパム・グリアなど数多くのスターが顔を見せていますが、もうとにかく全編に渡って邵氏兄弟公司作品を大量に観て育ったRZAの“邵氏片LOVE”が全開状態のクンフー・ファイトが溢れまくっていて、龍熱は1人で「ニヤニヤ♪」しながら最後まで心から楽しんで観る事が出来ました。(オープニング&エンディングもこれがまた凝ってるんだ♪)
この『The Man with the Iron Fist/鉄拳無敵』は香港クンフー映画ファン、特に邵氏片を愛する方々にはお奨めの1本である事は間違いない作品です。

最後になりましたが、今回『The Man with the Iron Fist/鉄拳無敵』を提供頂いたM.Kさんに厚く御礼申し上げます。ありがとうございました!

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