最近何が嬉しいって、我らが石原裕次郎主演作品でこれまで未ソフトだった『黒部の太陽』『栄光への5000キロ』『富士山頂』などの石原プロ作品待望ののDVD&BD化でしょう!!私も早速に『黒部の太陽』から入手して観てるんですが、いや〜裕次郎と三船さんが同じ画面に映っているのを観ているだけでも、こりゃもう本当に感激だなぁ!(号泣)。
あと昨日観たB級モンスターホラーの『エビデンス/第6地区』が結構面白かった♪正体不明の猿人にお馬鹿な男女の若者が襲われるんですが、ちょうど今「バイオ・ソルジャー」という特殊部隊チームが遺伝子操作され凶暴になった狒々の集団に襲われるSF小説を読んでる最中なので余計に楽しめました♪
さて、当ブログの最長寿セクションである「熱風!韓国LEGENDS」第67回は、金亭俊導演、黄家達&金?珠主演『神拳飛客』(78)でいきましょう。この『神拳飛客』には中国バージョンが存在しており、又題を『鐵膽英雄』(78)、中国バージョンの導演を文華(金岳表記の資料もあり)が担当しています。
私が今回レビューに使用したのは昔から出回っている英語バージョンではなく、北京語音声&中文&英文二段字幕付きの北京語バージョン『鐵膽英雄』です。
で、この『神拳飛客』ですが、韓国ロケーションを敢行していまして、当然劇中には多くの韓国人俳優が出演しています。
物語は典型的な抗日映画で、日本人が暴虐の限りを尽くす時代の中国(恐らく韓国バージョンでは韓国に変更)を舞台に、主人公で武術の達人である一龍(黄家達。本作の武術顧問兼任)が極悪非道な日本人館主の山田(金?珠!)率いる悪漢集団(その面子に韓太一や張正國)に両親を殺され、怒りに燃えた一龍が復讐に立ち上がる!という・・・クンフー映画としてはまるで何処にでもあるような(苦笑)展開です。
ただ私が面白いと思ったのが黄家達演じる一龍が、山田たちが韓国人たちから強奪した金品を奪い返すと、自らは顔を隠した“燕子飛”と名乗り、それら金品を貧しい人々の家に次々と投げ込むという、言わば“侠盗”キャラクターを演じている点でした。さらに劇中では“燕子飛”を追う中国人の保安隊長(莊威。本作の武術指導担当)と一龍の間で生まれる祖国を愛する中国人同士の葛藤と友情なども盛り込みながら、一龍vs山田館主が放った悪漢たちとの激闘が幾度となく展開されていきます。この一龍に扮した黄家達が韓国人武打星相手に見せる得意の“顔面砕き”などの豪快なクンフー・ファイトは、明らかに黄家達がそのファイト・シーン自体をコントロールしているのが分かるんですが、そんな中でも一龍が連続の中段蹴りなどのちょっとハイ・レベルなキック・シークエンスを駆使するシーンになると、何故か突如として黄家達が蹴りの得意なダブルと入れ替わってしまうのにはちょっと苦笑いしてしまいましたねえ(苦笑)。
そしてラストでは、山田館主が招聘した刀の名手と2組の殺し屋を保安隊長の助太刀もあり、片っ端から撃破した一龍と待ち構えていた山田館主の一騎打ちが火蓋を切ります!
ここでの黄家達vs金?珠のクンフー・ファイトは、2人の武打星のそれは暑苦しいマスクもあり(苦笑)、実に迫力満点の闘いが延々と繰り広げられますが・・・最後は一龍の怒涛の一撃で両目を潰された山田館主が悶絶しながら崩れ落ち『神拳飛客』は劇終となります。
ちなみにこちらで韓国バージョン『神拳飛客』の韓国版ポスターを見る事が出来ます↓
http://blog.naver.com/PostThumbnailView.nhn?blogId=hcr333&logNo=120182411167&categoryNo=26&parentCategoryNo=
そしてこちらでは中国バージョン『鐵膽英雄』のキャスト&ポスターを見る事が出来ます↓
http://hkmdb.com/db/movies/view.mhtml?id=9402&display_set=eng
黄家達はこの『神拳飛客』の他にも、孟飛と共演した『天下無敵』(78)、郭武星と共演した『蛇狐武侠』(79)、巨龍と共演した『鷹拳』(80)など何本もの韓国ロケによるクンフー映画に出演しました。
私が以前に黄家達本人に何度か会う機会があった際にも、黄師父に「貴方は韓国で巨龍と共演したクンフー映画など何本もの韓国映画に出演していますね?」と尋ねると、黄師父は「ああ、あの時は私の主演した香港(台湾)クンフー映画が韓国で大変な人気でね。それで韓国の映画会社からの招きで韓国で何本もクンフー映画を撮ったんだよ。巨龍?ああ、彼は凄いムキムキの筋肉の身体をしてたなぁ!でも背が凄く小さかったよ!カッハハハ!」との貴重なコメントを聞かせてくれました。
と言うわけで、韓国映画のレア映像&新事実を追い求める「熱風!韓国LEGENDS」、次回もどうぞお楽しみに!
あと昨日観たB級モンスターホラーの『エビデンス/第6地区』が結構面白かった♪正体不明の猿人にお馬鹿な男女の若者が襲われるんですが、ちょうど今「バイオ・ソルジャー」という特殊部隊チームが遺伝子操作され凶暴になった狒々の集団に襲われるSF小説を読んでる最中なので余計に楽しめました♪
さて、当ブログの最長寿セクションである「熱風!韓国LEGENDS」第67回は、金亭俊導演、黄家達&金?珠主演『神拳飛客』(78)でいきましょう。この『神拳飛客』には中国バージョンが存在しており、又題を『鐵膽英雄』(78)、中国バージョンの導演を文華(金岳表記の資料もあり)が担当しています。
私が今回レビューに使用したのは昔から出回っている英語バージョンではなく、北京語音声&中文&英文二段字幕付きの北京語バージョン『鐵膽英雄』です。
で、この『神拳飛客』ですが、韓国ロケーションを敢行していまして、当然劇中には多くの韓国人俳優が出演しています。
物語は典型的な抗日映画で、日本人が暴虐の限りを尽くす時代の中国(恐らく韓国バージョンでは韓国に変更)を舞台に、主人公で武術の達人である一龍(黄家達。本作の武術顧問兼任)が極悪非道な日本人館主の山田(金?珠!)率いる悪漢集団(その面子に韓太一や張正國)に両親を殺され、怒りに燃えた一龍が復讐に立ち上がる!という・・・クンフー映画としてはまるで何処にでもあるような(苦笑)展開です。
ただ私が面白いと思ったのが黄家達演じる一龍が、山田たちが韓国人たちから強奪した金品を奪い返すと、自らは顔を隠した“燕子飛”と名乗り、それら金品を貧しい人々の家に次々と投げ込むという、言わば“侠盗”キャラクターを演じている点でした。さらに劇中では“燕子飛”を追う中国人の保安隊長(莊威。本作の武術指導担当)と一龍の間で生まれる祖国を愛する中国人同士の葛藤と友情なども盛り込みながら、一龍vs山田館主が放った悪漢たちとの激闘が幾度となく展開されていきます。この一龍に扮した黄家達が韓国人武打星相手に見せる得意の“顔面砕き”などの豪快なクンフー・ファイトは、明らかに黄家達がそのファイト・シーン自体をコントロールしているのが分かるんですが、そんな中でも一龍が連続の中段蹴りなどのちょっとハイ・レベルなキック・シークエンスを駆使するシーンになると、何故か突如として黄家達が蹴りの得意なダブルと入れ替わってしまうのにはちょっと苦笑いしてしまいましたねえ(苦笑)。
そしてラストでは、山田館主が招聘した刀の名手と2組の殺し屋を保安隊長の助太刀もあり、片っ端から撃破した一龍と待ち構えていた山田館主の一騎打ちが火蓋を切ります!
ここでの黄家達vs金?珠のクンフー・ファイトは、2人の武打星のそれは暑苦しいマスクもあり(苦笑)、実に迫力満点の闘いが延々と繰り広げられますが・・・最後は一龍の怒涛の一撃で両目を潰された山田館主が悶絶しながら崩れ落ち『神拳飛客』は劇終となります。
ちなみにこちらで韓国バージョン『神拳飛客』の韓国版ポスターを見る事が出来ます↓
http://blog.naver.com/PostThumbnailView.nhn?blogId=hcr333&logNo=120182411167&categoryNo=26&parentCategoryNo=
そしてこちらでは中国バージョン『鐵膽英雄』のキャスト&ポスターを見る事が出来ます↓
http://hkmdb.com/db/movies/view.mhtml?id=9402&display_set=eng
黄家達はこの『神拳飛客』の他にも、孟飛と共演した『天下無敵』(78)、郭武星と共演した『蛇狐武侠』(79)、巨龍と共演した『鷹拳』(80)など何本もの韓国ロケによるクンフー映画に出演しました。
私が以前に黄家達本人に何度か会う機会があった際にも、黄師父に「貴方は韓国で巨龍と共演したクンフー映画など何本もの韓国映画に出演していますね?」と尋ねると、黄師父は「ああ、あの時は私の主演した香港(台湾)クンフー映画が韓国で大変な人気でね。それで韓国の映画会社からの招きで韓国で何本もクンフー映画を撮ったんだよ。巨龍?ああ、彼は凄いムキムキの筋肉の身体をしてたなぁ!でも背が凄く小さかったよ!カッハハハ!」との貴重なコメントを聞かせてくれました。
と言うわけで、韓国映画のレア映像&新事実を追い求める「熱風!韓国LEGENDS」、次回もどうぞお楽しみに!