今週、ちょっと前にオリジナルVHSを入手したまま放置状態だったエルトン・チョンこと鄭真化主演の韓国現代アクション『八道双ラッパ』(87)を観てみたんですが、これが本当にあの『少林寺厨房長』シリーズの鄭真化主演作品?と戸惑うほどシリアス・タッチのアクション映画でビックリでしたね。エルトンも劇中では相変わらず豪快な連続キック技を見せていますが、私が何よりも唖然としたのが悪役の李康助の濃厚なベッドシーンでした(トホホ!)。
そういえば、そろそろ「熱風!韓国LEGENDS」も更新しようかと思っているんですが、さてさてどんな韓国テコンドー映画にしましょうか・・・?
さて、最近はまたしても“昭和プロレス”がマイ・ブームで、先日も大人気DVDマガジン「燃えろ!新日本プロレス」のVol.28「飛龍の鮮烈!ジュニア黄金時代の夜明け」を購入しました。
タイトルからも判るように、この号では“炎の飛龍”藤波辰巳(当時)のジュニア王者としての全盛期の5試合をピックアップして収録しています。
まあ私はドラゴンのジュニア王者時代の全テレビマッチを収録したDVDボックスも持っているんですが、それでもこのDVDマガジンに封入されるドラゴンのジュニア時代のコラム&写真が掲載された小冊子も欲しいし、何てたってDVD付きで絶った1600円だし、と結局は購入してしまいました(苦笑)。
(1)vsカルロス・ホセ・エストラーダ戦。ご存知ドラゴンの出世試合となったニューヨークはMSGでのWWWFジュニア戦。私はこの試合は当時特報&本放送共にリアルタイムで観ましたが、ドラゴンがフィニッシュで放ったドラゴン・スープレックスの衝撃はそのドラゴンの完璧過ぎるブリッジと共に本当に衝撃的でした!でも後にドラゴンが自伝で書いてましたが、タイトル奪取して勇躍控え室に帰って来たドラゴンを待っていたのがレスラー仲間たちの「何だ、お前は?あんなデンジャラスな技やりやがって!」というそれは冷たい視線だったそうです(汗)。
(2)vs剛竜馬戦。ジュニア版の猪木vsストロング小林として当時大変な盛り上がりを見せた試合です。この試合も当時リアルタイムで観ましたが、終盤のロープ際での剛のジャーマン・スープレックス爆発からフィニッシュのドラゴンのドラゴン・スープレックスからジャーマン・スープレックスの切り返しは素晴らしい攻防で、このドラゴン独自のスリリングかつスピーディーな闘い振りは師匠のアントンにも真似出来ないファイト・スタイルでしたね。ちなみに剛は後年にドラゴンから僅か2日間だけですが、WWFジュニア王座を奪取する快挙を遂げています。
(3)vsエル・カネック戦。この試合は以前にカネックが犯した“タイトル戦当日敵前逃亡事件”の決着戦として行われた試合で、当日ドラゴンが足を負傷していた事もあってそれなりに白熱の試合となりましたが、個人的にはそれほど好きな試合ではないんですね。
だってドラゴンvsカネックっていったら、上述の“タイトル戦当日敵前逃亡事件”の前の週にテレビ放送された2人の45分1本勝負の前哨戦!これがもう最高のボルテージとなった試合で、この試合の発掘こそが私のライフワークなのだ!(苦笑)。
(4)vsダイナマイト・キッド戦。“爆弾小僧”との2度目のタイトル戦ですが、この試合もキッドの容赦ない攻めにドラゴンが流血!大ピンチとなり、最後は回転足折り固めでドラゴンの辛勝・・・なんですが、私としては「この2人の試合ならもっと盛り上がって良いはず!」とちょっと不満が残る試合です。どうも私はドラゴンがフィニッシュ技として好んで使ったこのジャパニーズ・レッグロールクラッチという技が余り好きではないせいか、この技でドラゴンが勝った試合は自然と評価が厳しくなるようです(苦笑)。
(5)vs阿修羅原戦。この「飛龍の鮮烈!ジュニア黄金時代の夜明け」DVD一番の目玉がこの試合です!当時まだ存続していた国際プロレスと新日本プロレスの対抗戦として行われたこのタイトル戦ですが、もう試合は終始ドラゴンが阿修羅をリードしながら引っ張り続ける展開で、阿修羅が盛んに見せる張り手の挑発もドラゴンは淡々と受け流し(苦笑)、最後は流血しながらも当時としては珍しいUWFチックな腕固めでドラゴンの勝利!
ただこの試合の最大の見せ場は試合後のドラゴンのリング上でのマイク・アピールで起こりました!顔面を血に染め憮然とした表情のドラゴンは、マイクを握ると場内の観客に対して以下のようなまさに“魂の叫び”を発するのでした!「今日はね、団体の違う新日と国際の試合と言う事で、俺も10年のキャリアがありますし(阿修羅に)負けたら恥になるんでね!でもね、“カラ元気”だけじゃ試合は絶対に勝てないんですよ!(怒)。彼もね、今度またアメリカに行って鍛え直して来るって言ってますから、そうしたら俺は何時でも挑戦を受けますよ!あと先ほどウチの新間本部長・・・新間営業・・・本部長(ここはドラゴン興奮のためか完全に呂律が回らず!)が言っていたドラゴン・スープレックスの件ですけど・・・あの技は僕が長年・・・長年研究して作った技なんですよ!(場内大拍手!)もしあの技が駄目だと言うんなら、僕はまた同じような凄い技を作りますよぉ!(場内再び大拍手!!)」
実はこのドラゴンvs阿修羅原の試合前に新間寿営業本部長からアメリカのビンス・マクマホンやマイク・ラーベルといった大物プロモーターからドラゴンの代名詞であるドラゴン・スープレックスの使用禁止要請があった、との報告がありました。それはこのシリーズでドラゴンのドラゴン・スープレックスを浴びたマンド・ゲレロ(このマンドがドラゴン・スープレックスを食った衝撃で舌を巻き込んでしまう衝撃シーンは映像も残っています)やエンヘル・ブランコが次々と負傷するという事態を受けての飛龍原爆固め使用禁止要請だったのですが、それに対するドラゴンのリング上からの悲痛な訴え、これは私も何度も何度も繰り返し見てしまうほど心に響くシーンでした。いや〜やっぱり“昭和プロレス”、それも“炎の飛龍”藤波辰巳のジュニア時代の試合は何度観ても本当に燃えますねー!!
ちなみに今回レビューしました「燃えろ!新日本プロレス」Vol.28「飛龍の鮮烈!ジュニア黄金時代の夜明け」の詳細はこちらです→ http://weekly.shueisha.co.jp/moero/vol28.html
そういえば、そろそろ「熱風!韓国LEGENDS」も更新しようかと思っているんですが、さてさてどんな韓国テコンドー映画にしましょうか・・・?
さて、最近はまたしても“昭和プロレス”がマイ・ブームで、先日も大人気DVDマガジン「燃えろ!新日本プロレス」のVol.28「飛龍の鮮烈!ジュニア黄金時代の夜明け」を購入しました。
タイトルからも判るように、この号では“炎の飛龍”藤波辰巳(当時)のジュニア王者としての全盛期の5試合をピックアップして収録しています。
まあ私はドラゴンのジュニア王者時代の全テレビマッチを収録したDVDボックスも持っているんですが、それでもこのDVDマガジンに封入されるドラゴンのジュニア時代のコラム&写真が掲載された小冊子も欲しいし、何てたってDVD付きで絶った1600円だし、と結局は購入してしまいました(苦笑)。
(1)vsカルロス・ホセ・エストラーダ戦。ご存知ドラゴンの出世試合となったニューヨークはMSGでのWWWFジュニア戦。私はこの試合は当時特報&本放送共にリアルタイムで観ましたが、ドラゴンがフィニッシュで放ったドラゴン・スープレックスの衝撃はそのドラゴンの完璧過ぎるブリッジと共に本当に衝撃的でした!でも後にドラゴンが自伝で書いてましたが、タイトル奪取して勇躍控え室に帰って来たドラゴンを待っていたのがレスラー仲間たちの「何だ、お前は?あんなデンジャラスな技やりやがって!」というそれは冷たい視線だったそうです(汗)。
(2)vs剛竜馬戦。ジュニア版の猪木vsストロング小林として当時大変な盛り上がりを見せた試合です。この試合も当時リアルタイムで観ましたが、終盤のロープ際での剛のジャーマン・スープレックス爆発からフィニッシュのドラゴンのドラゴン・スープレックスからジャーマン・スープレックスの切り返しは素晴らしい攻防で、このドラゴン独自のスリリングかつスピーディーな闘い振りは師匠のアントンにも真似出来ないファイト・スタイルでしたね。ちなみに剛は後年にドラゴンから僅か2日間だけですが、WWFジュニア王座を奪取する快挙を遂げています。
(3)vsエル・カネック戦。この試合は以前にカネックが犯した“タイトル戦当日敵前逃亡事件”の決着戦として行われた試合で、当日ドラゴンが足を負傷していた事もあってそれなりに白熱の試合となりましたが、個人的にはそれほど好きな試合ではないんですね。
だってドラゴンvsカネックっていったら、上述の“タイトル戦当日敵前逃亡事件”の前の週にテレビ放送された2人の45分1本勝負の前哨戦!これがもう最高のボルテージとなった試合で、この試合の発掘こそが私のライフワークなのだ!(苦笑)。
(4)vsダイナマイト・キッド戦。“爆弾小僧”との2度目のタイトル戦ですが、この試合もキッドの容赦ない攻めにドラゴンが流血!大ピンチとなり、最後は回転足折り固めでドラゴンの辛勝・・・なんですが、私としては「この2人の試合ならもっと盛り上がって良いはず!」とちょっと不満が残る試合です。どうも私はドラゴンがフィニッシュ技として好んで使ったこのジャパニーズ・レッグロールクラッチという技が余り好きではないせいか、この技でドラゴンが勝った試合は自然と評価が厳しくなるようです(苦笑)。
(5)vs阿修羅原戦。この「飛龍の鮮烈!ジュニア黄金時代の夜明け」DVD一番の目玉がこの試合です!当時まだ存続していた国際プロレスと新日本プロレスの対抗戦として行われたこのタイトル戦ですが、もう試合は終始ドラゴンが阿修羅をリードしながら引っ張り続ける展開で、阿修羅が盛んに見せる張り手の挑発もドラゴンは淡々と受け流し(苦笑)、最後は流血しながらも当時としては珍しいUWFチックな腕固めでドラゴンの勝利!
ただこの試合の最大の見せ場は試合後のドラゴンのリング上でのマイク・アピールで起こりました!顔面を血に染め憮然とした表情のドラゴンは、マイクを握ると場内の観客に対して以下のようなまさに“魂の叫び”を発するのでした!「今日はね、団体の違う新日と国際の試合と言う事で、俺も10年のキャリアがありますし(阿修羅に)負けたら恥になるんでね!でもね、“カラ元気”だけじゃ試合は絶対に勝てないんですよ!(怒)。彼もね、今度またアメリカに行って鍛え直して来るって言ってますから、そうしたら俺は何時でも挑戦を受けますよ!あと先ほどウチの新間本部長・・・新間営業・・・本部長(ここはドラゴン興奮のためか完全に呂律が回らず!)が言っていたドラゴン・スープレックスの件ですけど・・・あの技は僕が長年・・・長年研究して作った技なんですよ!(場内大拍手!)もしあの技が駄目だと言うんなら、僕はまた同じような凄い技を作りますよぉ!(場内再び大拍手!!)」
実はこのドラゴンvs阿修羅原の試合前に新間寿営業本部長からアメリカのビンス・マクマホンやマイク・ラーベルといった大物プロモーターからドラゴンの代名詞であるドラゴン・スープレックスの使用禁止要請があった、との報告がありました。それはこのシリーズでドラゴンのドラゴン・スープレックスを浴びたマンド・ゲレロ(このマンドがドラゴン・スープレックスを食った衝撃で舌を巻き込んでしまう衝撃シーンは映像も残っています)やエンヘル・ブランコが次々と負傷するという事態を受けての飛龍原爆固め使用禁止要請だったのですが、それに対するドラゴンのリング上からの悲痛な訴え、これは私も何度も何度も繰り返し見てしまうほど心に響くシーンでした。いや〜やっぱり“昭和プロレス”、それも“炎の飛龍”藤波辰巳のジュニア時代の試合は何度観ても本当に燃えますねー!!
ちなみに今回レビューしました「燃えろ!新日本プロレス」Vol.28「飛龍の鮮烈!ジュニア黄金時代の夜明け」の詳細はこちらです→ http://weekly.shueisha.co.jp/moero/vol28.html