最近入オリジナルVHSで入手した金正勇監督の某韓国アクション映画が悪名高きIFD忍者映画に映像を強引流用された元ネタ映画だった事が判明。いや~観てみるもんだなぁ!
あと昨日は昔に観てメチャ恐かったイタリア&スペイン産のホラー映画「ナイトメア・シティ」(80)のDVDを救済したんですが、これマニアの間では伝説になっている毎日放送で放送された際の日本語吹き替え版も収録されているんですね!これは今から観るのが楽しみです(^_^)。
さて、昨日は都内某所でユン・ジョンビン監督、ハ・ジョンウ&カン・ドンウォン主演の韓国時代劇アクション「群盗」(14)を試写で観て来ました。
いや~これは面白い!既に字幕無しDVDを入手してはいたんですが、今まで我慢して観ないでおいて良かった(^_^)。
映画は朝鮮王朝末期を舞台に、貧困に苦しむ屠畜人トルムチ(ハ・ジョンウ)が母と妹を冷酷な武官ユン(カン・ドンウォン。本作が兵役後の復帰作)に殺され復讐に挑むも、恐るべき剣術の達人であるユンに瀕死の重傷を負わされます。
あわやトルムチが処刑寸前になった時、トルムチを救出したのがデホ(イ・ソンミン)率いる智異山の盗賊集団チュソルでした。チュソルの頭領デホと参謀の坊主テンチュ(イ・ギョンヨン。昔この人の刑事アクションよく観たなぁ!渋い役者になりました)は貧しい農民のために悪辣な官史や金持ちから金品を奪い、それを農民たちに分け与える義賊だったのです。
人里離れたチュソルの村でデホと行動を共にする戦略士テギ(チョ・ジヌン)、怪力チョンボ(マ・ドンソク)、弓撃手マヒャン(紅一点ユン・ジヘ。快演!)ら武芸の達人たちと対面したトルムチは、自らもチュソルの1員として闘う事を誓い、頭をスキンヘッドとし、2本の断刀を武器にトチ(=倒置。世の中を引っくり返すの意味)と名前を変え、日々その武芸の腕前を鍛えながら怨敵ユンとの対決に燃えるのだった!!
この「群盗」はあの韓国ウェスタン「グッド・バッド・ウィアード」(08)をさらにマニアックな韓国マカロニ・ウェスタンとしてパワーアップさせた韓国時代劇アクション映画の最先端です。それがハッキリと判るのが映画の冒頭からガン!ガン!と流れるあの伝説のマカロニ・ウェスタン映画のテーマ曲です(敢えて曲名は伏せます。香港クンフー映画ファンも知らない者がいない劉忠良&黄正利主演映画でも流用された屈指の名曲です!)。
他にも劇中では数々のマカロニ・ウェスタンへのオマージュ的旋律や銃撃アクションが披露され、そのユン・ジョンビン監督の「気取った映画なんて撮れねーよ!面白ければ何でもありでしょ?」的な素晴らしきB級アクション・テイスト精神には私も大いに賛同したいですね(^_^)。
そしてこの「群盗」のもう一つの大きな特色が全編に渡って劇中で披露されるチョン・ドゥホン指導による華麗かつ凄味溢れる剣術アクションでしょう。
特にトチの2本の断刀vsユンの妖剣の激突は2人の荒々しく、それでいて流れるような剣捌きと共に、細かく繊細なカット割りが目まぐるしく交差する圧倒的な完成度に仕上がっています。この「群盗」の剣術アクションこそが現在の韓国アクションの最先端であり、いま日本のアクション映画でこれ以上の剣術アクションを撮れる人間はいないでしょう。それほどこの「群盗」でチョン・ドゥホンが構築した剣術アクションは素晴らしかったです。
ただ映画のクライマックスで竹林の中で繰り広げられるトチとユンの一騎打ちの決着シーンが私的にはちょっと「詰めが甘い」と感じましたが(^。^)、それでもこの「群盗」を見ずして今の韓国アクション映画を語るなかれ!と断言する気持ちに変わりはないです。
さあ、このハ・ジョンウ&カン・ドンウォン主演「群盗」は、4月25日から「シネマート新宿」他にて全国順次ロードーショーです。この映画、ハッキリ言って「龍熱」のお薦めです(^_^)。
あと昨日は昔に観てメチャ恐かったイタリア&スペイン産のホラー映画「ナイトメア・シティ」(80)のDVDを救済したんですが、これマニアの間では伝説になっている毎日放送で放送された際の日本語吹き替え版も収録されているんですね!これは今から観るのが楽しみです(^_^)。
さて、昨日は都内某所でユン・ジョンビン監督、ハ・ジョンウ&カン・ドンウォン主演の韓国時代劇アクション「群盗」(14)を試写で観て来ました。
いや~これは面白い!既に字幕無しDVDを入手してはいたんですが、今まで我慢して観ないでおいて良かった(^_^)。
映画は朝鮮王朝末期を舞台に、貧困に苦しむ屠畜人トルムチ(ハ・ジョンウ)が母と妹を冷酷な武官ユン(カン・ドンウォン。本作が兵役後の復帰作)に殺され復讐に挑むも、恐るべき剣術の達人であるユンに瀕死の重傷を負わされます。
あわやトルムチが処刑寸前になった時、トルムチを救出したのがデホ(イ・ソンミン)率いる智異山の盗賊集団チュソルでした。チュソルの頭領デホと参謀の坊主テンチュ(イ・ギョンヨン。昔この人の刑事アクションよく観たなぁ!渋い役者になりました)は貧しい農民のために悪辣な官史や金持ちから金品を奪い、それを農民たちに分け与える義賊だったのです。
人里離れたチュソルの村でデホと行動を共にする戦略士テギ(チョ・ジヌン)、怪力チョンボ(マ・ドンソク)、弓撃手マヒャン(紅一点ユン・ジヘ。快演!)ら武芸の達人たちと対面したトルムチは、自らもチュソルの1員として闘う事を誓い、頭をスキンヘッドとし、2本の断刀を武器にトチ(=倒置。世の中を引っくり返すの意味)と名前を変え、日々その武芸の腕前を鍛えながら怨敵ユンとの対決に燃えるのだった!!
この「群盗」はあの韓国ウェスタン「グッド・バッド・ウィアード」(08)をさらにマニアックな韓国マカロニ・ウェスタンとしてパワーアップさせた韓国時代劇アクション映画の最先端です。それがハッキリと判るのが映画の冒頭からガン!ガン!と流れるあの伝説のマカロニ・ウェスタン映画のテーマ曲です(敢えて曲名は伏せます。香港クンフー映画ファンも知らない者がいない劉忠良&黄正利主演映画でも流用された屈指の名曲です!)。
他にも劇中では数々のマカロニ・ウェスタンへのオマージュ的旋律や銃撃アクションが披露され、そのユン・ジョンビン監督の「気取った映画なんて撮れねーよ!面白ければ何でもありでしょ?」的な素晴らしきB級アクション・テイスト精神には私も大いに賛同したいですね(^_^)。
そしてこの「群盗」のもう一つの大きな特色が全編に渡って劇中で披露されるチョン・ドゥホン指導による華麗かつ凄味溢れる剣術アクションでしょう。
特にトチの2本の断刀vsユンの妖剣の激突は2人の荒々しく、それでいて流れるような剣捌きと共に、細かく繊細なカット割りが目まぐるしく交差する圧倒的な完成度に仕上がっています。この「群盗」の剣術アクションこそが現在の韓国アクションの最先端であり、いま日本のアクション映画でこれ以上の剣術アクションを撮れる人間はいないでしょう。それほどこの「群盗」でチョン・ドゥホンが構築した剣術アクションは素晴らしかったです。
ただ映画のクライマックスで竹林の中で繰り広げられるトチとユンの一騎打ちの決着シーンが私的にはちょっと「詰めが甘い」と感じましたが(^。^)、それでもこの「群盗」を見ずして今の韓国アクション映画を語るなかれ!と断言する気持ちに変わりはないです。
さあ、このハ・ジョンウ&カン・ドンウォン主演「群盗」は、4月25日から「シネマート新宿」他にて全国順次ロードーショーです。この映画、ハッキリ言って「龍熱」のお薦めです(^_^)。