さてさて、香港クンフー映画ファンの間で熱い期待と共に注目されていた鄭保瑞導演、呉京&トニー・ジャー主演「殺破狼Ⅱ」(15)観ました!(M.Kさん、多謝です)
香港警察の潜入捜査官ながら麻薬中毒となりタイの刑務所に投獄された志杰(呉京)、白血病の娘のために骨髄移植のドナーを追い求めながら刑務所の看守として勤務する阿猜(トニー・ジャー!)。「殺破狼Ⅱ」はこの2人の主人公を中心に物語が進行していきます。
そこに志杰を救出しようと奔走する香港警察の上司で叔父の華哥(任達華)、犯罪組織のボスで自らの病に怯える洪先生(古天樂)が複雑に絡み合っていくんですが、映画の序盤でいきなり待望の呉京vsトニー・ジャーの対決が実現!
ここでは呉京の中国武術×トニーのムエタイ殺法が刑務所内で火花を散らし、観ている私も「おおっ!おおおっ!?」となりました(^_^;)。
ただその後は志杰と阿猜の娘の数奇な関係(ネタバレ防止で伏せます)や、逃亡した洪先生の実弟を追う華哥チームの追跡劇が延々と描かれ、お目当ての武打シーンは控え目となっていきます(唯一、刑務所内で志杰vs盧惠光が見れますがアッサリと志杰が勝利(^^)v)。
と言いながら、映画の終盤で洪先生のアジトに単身乗り込んでいく志杰の前にナイフ使いの殺し屋(現在詳細調査中の新鋭武打星)が勝負を挑む辺りから、この「殺破狼Ⅱ」は前作「SPL/狼よ静かに死ね」へのオマージュ的武打シーンやBGMが登場して来るんですねー!(拍手!)。
この志杰vs短刀高手の一騎打ちでは「SPL~」のドニー兄貴vs呉京の特殊警棒vsナイフによる壮絶なるウェポン戦で使用されたのと同じBGM(!)が流れる中、トンファーを手にした志杰と無数の短刀を次々と飛ばし襲いかかる飛刀高手の息詰まる決闘が展開されます!この激しく殺気漲るウェポン戦は素晴らしい完成度で、改めて導演の鄭保瑞と武術指導の李忠志に最大級の敬意を表したいですね。
ところが、この「殺破狼Ⅱ」の本当の見せ場はこの後に用意されていて、阿猜の刑務所の上司にして刑務所長(「グランド・マスター」の張晉!!)が志杰と阿猜の前に最強無敵の敵として立ち塞がります!
そう、ここで初めて呉京とトニー・ジャーがガッチリとスクラムを組み、お互いの共通の敵である張晉との地獄のマラソン・バトルに挑んでいきます!!!
この呉京&トニー・ジャーと張晉が延々と繰り広げる2対1の大決闘は、もう皆さんに実際に観て頂くのが一番でしょうし、それこそリアル・ヒッティング!アクロバット・アクション!豪快かつ華麗なるワイヤーワーク!複雑にしてハイレベルな拳脚アクション!など現在の香港クンフー映画が誇る凄味と魅力の全てが詰め込まれていて、そこに“異分子”であるトニー・ジャーの“超音速ムエタイ殺法”が絶妙のバランス感覚で融合されている、文字通り“アジア最強アクション”ここに極まれり!!!で、私は大満足でした(^^)v。
それにしてもトニー・ジャー、見事なまでに香港映画の風景に溶け込んでたなぁ(笑)。いやアッパレでした。この「殺破狼Ⅱ」、まずは秋の国際映画祭に出品&上映は如何でしょう?
香港警察の潜入捜査官ながら麻薬中毒となりタイの刑務所に投獄された志杰(呉京)、白血病の娘のために骨髄移植のドナーを追い求めながら刑務所の看守として勤務する阿猜(トニー・ジャー!)。「殺破狼Ⅱ」はこの2人の主人公を中心に物語が進行していきます。
そこに志杰を救出しようと奔走する香港警察の上司で叔父の華哥(任達華)、犯罪組織のボスで自らの病に怯える洪先生(古天樂)が複雑に絡み合っていくんですが、映画の序盤でいきなり待望の呉京vsトニー・ジャーの対決が実現!
ここでは呉京の中国武術×トニーのムエタイ殺法が刑務所内で火花を散らし、観ている私も「おおっ!おおおっ!?」となりました(^_^;)。
ただその後は志杰と阿猜の娘の数奇な関係(ネタバレ防止で伏せます)や、逃亡した洪先生の実弟を追う華哥チームの追跡劇が延々と描かれ、お目当ての武打シーンは控え目となっていきます(唯一、刑務所内で志杰vs盧惠光が見れますがアッサリと志杰が勝利(^^)v)。
と言いながら、映画の終盤で洪先生のアジトに単身乗り込んでいく志杰の前にナイフ使いの殺し屋(現在詳細調査中の新鋭武打星)が勝負を挑む辺りから、この「殺破狼Ⅱ」は前作「SPL/狼よ静かに死ね」へのオマージュ的武打シーンやBGMが登場して来るんですねー!(拍手!)。
この志杰vs短刀高手の一騎打ちでは「SPL~」のドニー兄貴vs呉京の特殊警棒vsナイフによる壮絶なるウェポン戦で使用されたのと同じBGM(!)が流れる中、トンファーを手にした志杰と無数の短刀を次々と飛ばし襲いかかる飛刀高手の息詰まる決闘が展開されます!この激しく殺気漲るウェポン戦は素晴らしい完成度で、改めて導演の鄭保瑞と武術指導の李忠志に最大級の敬意を表したいですね。
ところが、この「殺破狼Ⅱ」の本当の見せ場はこの後に用意されていて、阿猜の刑務所の上司にして刑務所長(「グランド・マスター」の張晉!!)が志杰と阿猜の前に最強無敵の敵として立ち塞がります!
そう、ここで初めて呉京とトニー・ジャーがガッチリとスクラムを組み、お互いの共通の敵である張晉との地獄のマラソン・バトルに挑んでいきます!!!
この呉京&トニー・ジャーと張晉が延々と繰り広げる2対1の大決闘は、もう皆さんに実際に観て頂くのが一番でしょうし、それこそリアル・ヒッティング!アクロバット・アクション!豪快かつ華麗なるワイヤーワーク!複雑にしてハイレベルな拳脚アクション!など現在の香港クンフー映画が誇る凄味と魅力の全てが詰め込まれていて、そこに“異分子”であるトニー・ジャーの“超音速ムエタイ殺法”が絶妙のバランス感覚で融合されている、文字通り“アジア最強アクション”ここに極まれり!!!で、私は大満足でした(^^)v。
それにしてもトニー・ジャー、見事なまでに香港映画の風景に溶け込んでたなぁ(笑)。いやアッパレでした。この「殺破狼Ⅱ」、まずは秋の国際映画祭に出品&上映は如何でしょう?