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Channel: 超級龍熱
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「THIS IS 甄子丹SP~新唐山大兄への道」⑱ 「レジェンド・オブ・フィスト/精武風雲」

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「THIS IS 甄子丹SP~新唐山大兄への道」⑱
さあ、いよいよ残す所も3回となりました、このドニー兄貴特別企画ですが、今回は「レジェンド・オブ・フィスト/精武風雲」でいきたいと思います。この「レジェンド~」、私としては様々な思いがある作品なんです。
実はあの全てのドニー兄貴信者を大興奮の坩堝に叩き込んだ電視劇「精武門」が放送終了した2年後に、その続編的劇場映画としてドニー兄貴が企画しながら頓挫した「陳眞不死(その物語はあの大飛翔しながら銃弾の雨に散った陳眞が牢獄で目覚めるシーンから始まる!)」なる作品がありました。
この「陳眞不死」は実際にプレスシートまで当時制作された事もあり、私も含めた多くの人間がこの「陳眞不死」の制作を願いながら長い年月が過ぎたんですが・・・その「陳眞不死」に対してドニー兄貴なりに“ケジメ”を着けてくれたのがこの「レジェンド~」であった事、これは本当に嬉しかった(^O^)/。
だって、私がこの「レジェンド~」の撮影に参加した谷垣健治監督に「この「精武風雲」はあの「陳眞不死」なんだよね?そうだよね?」と訊いた時も、健治監督は「多分、そうだと思います」と答えてくれましたから。
ただ、実際に観た「レジェンド~」は、私が予想していた作品とはちょっとティストが異なっていました。
それは普段はピアノを弾くダンディな男性が実は仮面のヒーロー“天山黒侠”として日本軍と闘う、という完全に「グリーン・ホーネット」の(強引な)再現だったり、夢の対決実現!と期待した陳眞vs力石剛(倉田保昭)がたった数十秒で終わってしまったり、と私的には“肩すかし”としか映りませんでした。
でも私的に何よりも「うう~ん!」と複雑な心境となったのが、映画のラストの陳眞vs力石猛(木幡竜)の一騎打ちでした。
その2人の対決に至るまでの白の道着に身を包んだドニー陳眞が群がる日本人門徒たちを怪鳥音もろともヌンチャクで打ち倒す道場ファイトは素晴らしかったんですが、こと陳眞vs力石猛戦に限っては、ドニー陳眞が見せる截拳道アクションがどうしても観る側である私の“心に届いて来なかった”んですね・・・。
要するにあの電視版「精武門」でドニー陳眞が見せた若さ弾けるドラゴン殺法と比べると、「レジェンド~」のドニー陳眞が見せる截拳道ファイトからは何とも言いようがない“疲労感と倦怠感”を感じてしまったのでした・・・。
確かに時の流れは人にとって無情であり、ドニー兄貴がその時自分が出来るベストの物を見せてくれたのは十分に理解出来たんですが・・・それでも「レジェンド~」を、いや「陳眞不死」を撮るなら、あと5年早く撮って欲しかった!が、私こと龍熱の正直な気持ちでした。
というわけで、THIS IS ? YEES! 甄子丹!! 次回もお楽しみに!!

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