さあ、始まりました!「超級龍熱」がお届けする「李小龍生誕75周年記念特別企画」、その第1弾はリーさん映画最大の怪作と言われる「ブルース・リー死亡の塔」(81)。それもその「死亡の塔」に韓国側が独自の編集を加えた衝撃の別バージョンである「死亡の塔」韓国版をテーマに熱く濃く掘り下げていきたいと思います。
この「死亡の塔」韓国バージョンを本邦初の形で日本に紹介した人間がこの私こと龍熱である事は既に皆さんもご存知でいらっしゃると思います。
ただ、そこに至るまでに「どうも「死亡の塔」には韓国バージョンが存在していて、そのバージョンは国際バージョンとは編集が違うらしいぞ?」との情報を私に与えてくれた人物こそが当ブログでもお馴染みのイギリスの映画監督トビー・ラッセルでした。そう、このトビー監督こそが西洋人で初めて「死亡の塔」韓国バージョンのオリジナルVHSを韓国現地で実際に入手し、そのコピーを私に送ってくれた人間だったんですね。
そこで今回、新たにトビー監督に彼が「死亡の塔」韓国バージョンを入手した当時の経緯を振り返って貰い、その詳細を皆さんにお伝えしたいと思います。では、どうぞ!
トビー監督「俺が「死亡の塔」韓国バージョンのオリジナルVHSを入手したのは確か1994年だったな。当時は韓国のソウルにある東大門には沢山の中古VHS店があったんだ。その内の1店が特にレアな韓国映画のVHSを置いてる店だった。
俺がその店で見つけた「死亡の塔」韓国バージョンのVHSを買おうと思ったのはVHSのジャケットに陳耀林の名前が記載されてたからなんだよ。でもその「死亡の塔」のVHSが国際バージョンとあんなに編集が違うバージョンだったなんて、実際にテープを再生して見るまで判らなかったよ。韓国バージョンを観てどう思ったかって?俺はこの韓国バージョンは好きだよ。だって国際バージョンよりもストーリーラインが良いからね」
「死亡の塔」韓国バージョンを購入しようと思った動機が陳耀林(それも王将と共に韓国バージョンのオープニング・クレジットに名前がありながら、本編には一切登場しない!)だったというのが如何にもトビー監督らしいですね(^_^)。
で、このトビー監督から私の許に航空便で送られて来た「死亡の塔」韓国バージョンですが、その当時に私は2人の人間にこの韓国バージョンを進呈しています。
1人は私の長年の友人であり強者リーさん信者であるE君、もう1人は「死亡遊戯」などのオリジナル編集のエキスパートであるAさんです。
実はAさんに関しては、トビー監督から「ユーの知り合いで「死亡遊戯」のスーパーエディターがいるだろう?彼にもこの「死亡の塔」韓国バージョンを見せてあげたらどうだい?」と提案があり、それをAさんに打診したところ「是非お願いします!」との返事があったので、お送りしたわけです。
いや~Aさん、もう飛び上がるほどに喜んでくれましたね!考えて見たら、Aさんはそれまでにもビリー・ローが最後まで死なない(!)オリジナル編集バージョン「死亡の塔」を独自に制作していたプロセスもあって、そこにいわゆる正規版の“別編集バージョン”をいきなり目の当たりにしたAさんの興奮と感動!私にもそれはよく理解出来ました(^_^)。
あ、そういえばもう1人、私が「死亡の塔」韓国バージョンをダビングした人間がいましたっけ。それが某韓国功夫映画マニアの男性で、この時はこの男性から「「死亡の塔」韓国バージョンと「鍾路ブルース」がどうしても観たいんです。何とかお願い出来ませんでしょうか」と私に頼んで来ました。
この男性、この頃はまだ素直で礼儀正しかったなぁ(遠い目)。
今では私の手許には「死亡の塔」韓国バ-ジョンの貴重な韓国製オリジナルVHSもありますし、また既に多くの皆さんが「死亡の塔」韓国バージョンをご覧になっている事でしょう。
ただ以前にも触れましたが、この「死亡の塔」韓国バージョンを某映画雑誌誌上で本邦初の形で紹介する時も担当編集者の執拗な反対がありましたし、当時の私は「死亡の塔」という“ブルース・リー映画史上最大の怪作”が生んだ巨大なトラウマと文字通りたった1人で闘っていたわけです。
そういう意味でも、現在の「死亡の塔」に対する“80年代末期におけるベスト・クンフーアクション映画”との正しい評価は、私にとってはまさに長年に渡る孤独な闘いの果てにやっと掴んだ細やかな、本当に細やかな栄光でした。
だからこそ、以前は韓国現地のごく少数の韓国人マニアの間だけにその存在を知られていた「死亡の塔」韓国バージョンを、そこから広く世界中に知らしめたトビー・ラッセルの尽力と、その「死亡の塔」韓国バージョンを快く私に送ってくれた彼の友情には改めて深く感謝したいですし、その事実を改めてここにシッカリと書き残しておきたいと思うのです。
「I found the Tape in Seoul in 1994 , i see the name Charlie Chan on the box so I buy it, i did not know it was different untill I watched it, I like this version more, seems better story line 」(by Toby Russell).
Special thanks to Toby Russell for gave me a chance to watch Tower of Death Korean virsion.
この「死亡の塔」韓国バージョンを本邦初の形で日本に紹介した人間がこの私こと龍熱である事は既に皆さんもご存知でいらっしゃると思います。
ただ、そこに至るまでに「どうも「死亡の塔」には韓国バージョンが存在していて、そのバージョンは国際バージョンとは編集が違うらしいぞ?」との情報を私に与えてくれた人物こそが当ブログでもお馴染みのイギリスの映画監督トビー・ラッセルでした。そう、このトビー監督こそが西洋人で初めて「死亡の塔」韓国バージョンのオリジナルVHSを韓国現地で実際に入手し、そのコピーを私に送ってくれた人間だったんですね。
そこで今回、新たにトビー監督に彼が「死亡の塔」韓国バージョンを入手した当時の経緯を振り返って貰い、その詳細を皆さんにお伝えしたいと思います。では、どうぞ!
トビー監督「俺が「死亡の塔」韓国バージョンのオリジナルVHSを入手したのは確か1994年だったな。当時は韓国のソウルにある東大門には沢山の中古VHS店があったんだ。その内の1店が特にレアな韓国映画のVHSを置いてる店だった。
俺がその店で見つけた「死亡の塔」韓国バージョンのVHSを買おうと思ったのはVHSのジャケットに陳耀林の名前が記載されてたからなんだよ。でもその「死亡の塔」のVHSが国際バージョンとあんなに編集が違うバージョンだったなんて、実際にテープを再生して見るまで判らなかったよ。韓国バージョンを観てどう思ったかって?俺はこの韓国バージョンは好きだよ。だって国際バージョンよりもストーリーラインが良いからね」
「死亡の塔」韓国バージョンを購入しようと思った動機が陳耀林(それも王将と共に韓国バージョンのオープニング・クレジットに名前がありながら、本編には一切登場しない!)だったというのが如何にもトビー監督らしいですね(^_^)。
で、このトビー監督から私の許に航空便で送られて来た「死亡の塔」韓国バージョンですが、その当時に私は2人の人間にこの韓国バージョンを進呈しています。
1人は私の長年の友人であり強者リーさん信者であるE君、もう1人は「死亡遊戯」などのオリジナル編集のエキスパートであるAさんです。
実はAさんに関しては、トビー監督から「ユーの知り合いで「死亡遊戯」のスーパーエディターがいるだろう?彼にもこの「死亡の塔」韓国バージョンを見せてあげたらどうだい?」と提案があり、それをAさんに打診したところ「是非お願いします!」との返事があったので、お送りしたわけです。
いや~Aさん、もう飛び上がるほどに喜んでくれましたね!考えて見たら、Aさんはそれまでにもビリー・ローが最後まで死なない(!)オリジナル編集バージョン「死亡の塔」を独自に制作していたプロセスもあって、そこにいわゆる正規版の“別編集バージョン”をいきなり目の当たりにしたAさんの興奮と感動!私にもそれはよく理解出来ました(^_^)。
あ、そういえばもう1人、私が「死亡の塔」韓国バージョンをダビングした人間がいましたっけ。それが某韓国功夫映画マニアの男性で、この時はこの男性から「「死亡の塔」韓国バージョンと「鍾路ブルース」がどうしても観たいんです。何とかお願い出来ませんでしょうか」と私に頼んで来ました。
この男性、この頃はまだ素直で礼儀正しかったなぁ(遠い目)。
今では私の手許には「死亡の塔」韓国バ-ジョンの貴重な韓国製オリジナルVHSもありますし、また既に多くの皆さんが「死亡の塔」韓国バージョンをご覧になっている事でしょう。
ただ以前にも触れましたが、この「死亡の塔」韓国バージョンを某映画雑誌誌上で本邦初の形で紹介する時も担当編集者の執拗な反対がありましたし、当時の私は「死亡の塔」という“ブルース・リー映画史上最大の怪作”が生んだ巨大なトラウマと文字通りたった1人で闘っていたわけです。
そういう意味でも、現在の「死亡の塔」に対する“80年代末期におけるベスト・クンフーアクション映画”との正しい評価は、私にとってはまさに長年に渡る孤独な闘いの果てにやっと掴んだ細やかな、本当に細やかな栄光でした。
だからこそ、以前は韓国現地のごく少数の韓国人マニアの間だけにその存在を知られていた「死亡の塔」韓国バージョンを、そこから広く世界中に知らしめたトビー・ラッセルの尽力と、その「死亡の塔」韓国バージョンを快く私に送ってくれた彼の友情には改めて深く感謝したいですし、その事実を改めてここにシッカリと書き残しておきたいと思うのです。
「I found the Tape in Seoul in 1994 , i see the name Charlie Chan on the box so I buy it, i did not know it was different untill I watched it, I like this version more, seems better story line 」(by Toby Russell).
Special thanks to Toby Russell for gave me a chance to watch Tower of Death Korean virsion.