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Channel: 超級龍熱
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「Shadow Warrior from GOD /金泰靖スペシャル」③ 発掘されたDr.ランド邸でのサモ・ハン組記念写真!!

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さて、第3回を迎えました「Shadow Warrior from GOD /金泰靖スペシャル」ですが、いよいよ本特集企画も佳境となります。
皆さんはロバート・クローズ監督作品「ブルース・リー死亡遊戯」で、最もショボいファイト・シーンはどのファイト・シーンだと思いますか?
序盤のビリー・ローの叔父さんの楽屋での乱闘?確かにあれは厳しいですね(^_^;)。終盤のビリー・ローvsスティックの雨中の殴り合い?あれも痛かったなぁ(^_^;)。でも私こと龍熱的には映画の中盤のマカオのDr.ランド邸での乱戦がそれに該当するんですね。まずやたら爺臭いジャンパーを着たサングラス&髭面ビリーのファッション感覚がガチで酷いし、このジャンパー姿のビリーは「死亡遊戯」の中で最もカッコ悪い服装だと断言します(キッパリ)。
余談ですが、序盤の叔父さんの楽屋を訪れた時のビリー・ローの青のシャツに青のズボン姿、これは長年多くのファンが観たがっている「死亡遊戯」は“丸太戦”を監督している時のリー監督の服装をイメージしているのかも知れませんね・・・って、私はこの場面を監督中のリーさんのカラースチールを観た事はないんですけど(^_^;)。
で、話はマカオのDr.ランド邸の乱闘に戻りますが、このビリー・ローのランド襲撃シーンもビリーが自分に群がるランドの手下をひたすら殴っては蹴散らすだけの単調なファイトがダラダラと続き、途中ビリーのパンチを浴びて顔を苦痛で歪める手下のコミカルな演技も中途半端だし、この何とも言えない間延び感はどうにかならんのか!?と思っていたわけです。
それもあってか、以前から私は「この乱闘シーンは絶対にサモ・ハンではなくクローズ監督辺りが適当にアクションを付けたんじゃないか?」と思い込んでいたんですが、それも今回発掘したこの写真でその私の推測が根底から覆る事となったのです!!
どうですか、この衝撃の記念写真?これは当時Dr.ランド邸として撮影場所に使用されたマカオの「Lou Lim Leoc Garden」をバックに「死亡遊戯」の武術指導チームが勢揃いした1枚なんですが、中央にアクション監督のサモ・ハン、その右隣にサングラス&髭面のビリー・ロー役の金泰靖が座っていて、後列の右端には元彪と並んで火星もいますね。実に貴重な写真です。
余談ですが、火星はこの78版「死亡遊戯」のラストでビリー・ローに蹴飛ばされ階段から転げ落ちるスタイナーのスタントや、「ブルース・リー死亡の塔」(81)のクライマックスでボビー・ローが楊成伍を箱ごと蹴り倒す際のボビーのスタントなど、数々の危険なスタントを成功させている一流の龍虎武師でもあります。
さて、この貴重な記念写真が発掘された事で、超ショボい出来のランド襲撃の乱闘もサモ・ハンが立ち会っていた事が証明されたわけですが、それでは同じ78版「死亡遊戯」における“温室の決闘”や“ロッカールームの死闘”のあの異様なまでのハイテンション・バトルと比べて、このランド襲撃戦が何故こんなにボルテージが低いファイト・シーンに仕上がってしまったのか???
そこには様々な理由が存在すると思われますが、今の私がそれに関して証言出来るとしたら、それは私がサモ・ハン本人にインタビューした時に「唐龍or金泰靖」と書き記した用紙をサモ・ハンに見せながら「この「死亡遊戯」でダブルを演じた金泰靖なんですが?」と振った瞬間、その用紙を横目で見たサモ・ハンが「はん!アイツはそんなような名前だったっけな!」と吐き捨てるように言い放った実に印象深いリアクションなんですね。
もしかしたら、その時のサモ・ハンの胸中には金泰靖に対する「ある感情」が渦巻いていたのでは?その「ある感情」が遥か以前にマカオのDr.ランド邸での乱闘シーンの仕上がりにも微妙な影響を及ぼしていたのでは?と推察するしかないのかも知れません。
さて、このマカオでのDr.ランド襲撃をその場に駆けつけたカール・ミラーによって妨害されたビリー・ローは、一端はその場から退却しますが、既にビリーはランド一味随一の凄腕であるこのカール・ミラーとの満を持しての真っ向対決を決意していたのでした!!

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