私の怒り、紅蓮の炎となれ！ドリュー・バリモア主演「炎の少女チャーリー」BD&DVDで発売！

さてさて、昨日はキングレコードさんから5月18日にＢＤ＆ＤＶＤで発売となるマーク・L・レスター監督、ドリュー・バリモア主演「炎の少女チャーリー」（84）を観てみました。大変良くできたサイキック・スリラーで私は凄く面白かったですねー！
スティーヴン・キングの大ベストセラーを原作とする本作は政府の薬物実験の被害者である両親（デヴィッド・キースとヘザー・ロックリアって80年代映画ファンには懐かしい面子！♪）から生まれた少女チャーリー（当時から天才子役と言われたドリュー・バリモア！）が持つ驚異の能力パイロキネシス（自然発火）を軍事利用しようと狙う組織“ショップ”とチャーリー親子の闘いを描いています。
まず何と言ってもバリモアちゃんが愛くるしい中にも自分のパイロキネシスの能力に戸惑い苦しむチャーリーの心理を巧みに演じている姿に感嘆させられました。
またチャーリー親子の固い絆が彼ら親子が“ショップ”の魔手から逃亡する過程で出会った心優しい人々との交流や、チャーリーが女性に酷い仕打ちをする男をパイロキネシスで軽く“お仕置き”するシーンなどを通して細かく丁寧に描かれています。特にチャーリーが普段の生活の中で怒りを爆発させる（それをチャーリーの髪が逆立つ事で見事に表現）度にパイロキネシスの威力が増していく様子から、私たちにこの映画の恐ろしくも悲しいクライマックスを否応にも連想させていきます。
でもこの「～チャーリー」で最も印象的なキャラがジョージ・C・スコット演じるジョンでしょう。マーティン・シーン演じる幹部と共に“ショップ”の1員としてチャーリーの能力を実験利用し、その実験が終わったらチャーリーを我が物にせんとあらゆる奸計を駆使して暗躍するジョンを元アカデミー主演男優賞俳優（って受賞は拒否しましたが(^_^;)）のスコット老が実に憎々しげに、そして恐ろしく演じています。
映画のクライマックスでは、このジョンとチャーリー親子が対決の時を迎えますが、ここで余りにも悲しい出来事に直面したチャーリーがその怒りと悲しみを爆発させたパイロキネシス全開の時がやって来ます！！ここはもう実際に観て頂く以外に表現出来ないほどの壮絶さです。
今回のＢＤ＆ＤＶＤ化では特典としてTBS「ザ・ロードショー」放送版の日本語吹き替え音声も収録との事で、後に「チャーリーズ・エンジェル」シリーズで見事なアクションも披露するドリュー・バリモアの可憐な少女時代の代表作を“一粒で2度美味しく”楽しめるわけです。
さあ「炎の少女チャーリー」、5月18日にいよいよＢＤ＆ＤＶＤリリースです！！