Quantcast
Channel: 超級龍熱
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1863

武田梨奈が“幻の図録”目指して大格闘!大森研一監督作品「海すずめ」7月公開!!

$
0
0
さてさて、今日は都内某所で大森研一監督、武田梨奈主演最新作「海すずめ」(16)を試写で観て来ました。武田梨奈ちゃんと言えば・・本格的な空手アクション!のイメージがあるんですが、今回の梨奈ちゃんはアクション抜きで真っ向演技勝負で見事に主演を演じ切っています。
愛媛県は宇和島市にある市立図書館の自転車課に勤務する赤松雀(梨奈ちゃん)は、以前に上京し小説家として「夢の中」なるデビュー処女作で賞を取るも、2冊目が中々書けずに実家のある宇和島に逃げるように帰って来ていたのでした。
雀は同僚で元競輪選手の男性岡崎(小林豊)と、同じくアルバイトで小説家志望の女性ハナ(佐生雪)と自転車で街中や離島に図書館の本を届ける毎日を過ごしながら、家では雀の現状に厳しい言葉を投げかける父・武男(内藤剛志)に反抗する日々でした。
そんなある日、街始まって以来の催しである「宇和島伊達家400年祭」を目前に控え、祭りの最大の目玉である大武者行列の中心となるお姫様の復刻衣装の打ち掛けに描く紋章が記されていると言われる古書「宇和島藩:刺繍図録」が図書館に所蔵されていない事が判明します。
あと数日に迫った「~400年祭」にこの「~刺繍図録」が無いと復刻衣装の打ち掛けが用意出来ない事となり、それこそ全てがブチ壊しになってしまう!!
さらには図書館長(演じるは倉田プロ作品「イエロードラゴン」の宮本真希。大人になったねえ♪)から経費削減の目的から雀たちが勤務する自転車課の廃止が検討されている事を告げられるなど、雀たちに次々と難題が降りかかります。
そんな時、雀は離島に1人寂しく暮らす老女トメ(吉行和子)から戦争で亡くなった恋人の哀しい思い出話を聞いた時、そこに本当に僅かな確率ながら「~図録」が保管されている場所に辿り着けるかも知れない可能性を感じます!
タイムリミットはあと3日!!雀と仲間たちは“幻の図録”が秘蔵されているかも知れない場所に自転車を走らせるのでした!!

若くして小説家としてデビューするも、その後の作品が書けずに焦り苦悩する主人公の葛藤。その仲間である自転車課の友人たちがそれぞれ持つ悩み。そして過去に恋人を戦争で亡くした老女の淡い恋。
映画はそれら全ての要素が複雑に絡み合いながらクライマックスの“幻の図録”探索へと向い、いよいよ雀が“幻の図録”が置かれているかも知れない蔵に足を踏み入れていくシーンは下手な歴史ミステリー映画顔負けのスリルと興奮を味あわせてくれました。
私は梨奈ちゃんには今後も「Dragon Black」シリーズのような本格的な格闘アクションにも出演して欲しいと思ってはいますが、同時に今回の「海すずめ」のように女優さんとして確実に成長する事が出来る深く熱い人間ドラマを描いた作品にも出演して欲しいとも思うのです。
女優・武田梨奈、確実に、そしてシッカリと本物の女優への道を歩んでいると思います。この「海すずめ」は7月2日より、有楽町スバル座他にて全国ロードショーとの事ですので、是非!!

こちらが「海すずめ」公式サイトです→http://umisuzume.com/

Viewing all articles
Browse latest Browse all 1863

Trending Articles