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Channel: 超級龍熱
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凶悪犯の心に愛と正義が芽生える時!ケヴィン・コスナー主演「クリミナル/2人の記憶を持つ男」来年公開。

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さて、今日は都内某所でアリエル・ヴロメン監督、ケヴィン・コスナー主演「クリミナル/2人の記憶を持つ男」(15)を試写で観て来ました。
CIAロンドン支局の敏腕エージェントのビル・ポープ(ライアン・レイノルズ)が極秘任務の最中に惨殺されます。
その知らせを聞いた支局長のクウェイカー(ゲイリー・オールドマン)は激しく動揺します。
何故ならビルだけが謎のハッカーであるダッチマンの潜伏先を知る唯一の人間だったからです。ダッチマンが操るプログラム、それこそ米軍のあらゆる兵器を思うがままに遠隔操作し、核ミサイルさえも発射できる恐るべきプログラムだった!!
そして同じくダッチマンのプログラムを狙う冷酷なスペイン人テロリストのハイムダール(ジョルディ・モリャ)こそ、ビルを無残にも殺した張本人でした。
追い詰められたクウェイカーは、人間の記憶の移植手術を研究中のフランクス医師(トミー・リー・ジョーンズ)にビルの脳の記憶を他の人間に移植し、その人間にダッチマンの居場所を話させようとフランクス医師に手術を強要します。
ところが、フランクス医師が移植相手に選んだ人間こそ収監中の死刑囚ジェリコ(ケヴィン・コスナー)でした。
何故なら幼い頃に父親の虐待が原因で脳の一部を損傷しているジェリコは、他人への思いやりや罪悪感が欠落しており、移植手術には最適者だったからです。
果たして移植手術は無事に終わり、クウェイカーはジェリコにビルの記憶にあるダッチマンの居場所を聞き出そうとしますが、ジェリコはただ「頭が痛い!何とかしろ!」と繰り返すだけで、何の収穫も得られない事を悟ったクウェイカーはジェリコを始末するよう部下に命じます。
ところが、ジェリコは護送中にクウェイカーの部下たちを殺し逃走!そのままビルの美しい妻ジル(ガル・ガドット)と幼い娘が住むビルの家に向かいます。
そう、ジェリコの記憶移植手術は成功しており、記憶だけを頼りにビルの家に押し入ったジェリコはジルを縛り上げるも、自分がこれまで1度も感じる事がなかった意味不明の愛しい感情が湧き起った事で、ジルから僅かな金品を奪っただけで家を飛び出します。
こうして、ジェリコは少しずつビル・ポープが持っていた正義感と家族への愛が自分の心を変えていく事に戸惑いながらも、自分を執拗に追うクウェイカーらCIA、そして目的のためには手段を選ばないハイムダール一味との激しい闘いに身を投じていくのでした!!

あのケヴィン・コスナーが終始汚い言葉を吐き散らし、人を殴り殺しまくる凶悪犯から、次第に自分の脳に入って来るビルの正義感と知性、そして愛する妻と娘への深い愛情に戸惑いながらも、最後にはビルが彼の妻と娘をどれほど深く愛していたかを理解し、テロリスト相手に敢然と闘いを挑んでいく囚人を実に味わい深く演じる姿は感動的でした。
またジル・ポープ役のガル・ガドットは話題の主演作品「ワンダーウーマン」(17)が控えていますし、龍熱的にはクウェイカーの部下役でスコット・アドキンスが顔を見せているのが嬉しかったですね(但しアクションは一切無し)。
この「クリミナル/2人の記憶を持つ男」は、来年2月25日からロードショー公開となりますので、是非!

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