ローマ行きの飛行機のタラップ上で西本正氏やチョウ社長と共に報道陣に手を振るリーさん。
香港映画初のローマ・ロケ作品として大きな話題となった「ドラゴンへの道」ですが、リーさんはその撮影開始に至るまでには様々な問題をクリアしなければなりませんでした。
まず何よりも大事な撮影監督。これは当時から“香港カラー映画の父”と言われた日本人名カメラマンの賀蘭山こと西本正氏にリーさん自らが交渉し、西本氏の快諾を得て確保に成功します。
ところが、リーさんが「ドラゴン危機一発」や「ドラゴン怒りの鉄拳」で共演し、そのコメディリリーフとしての芸達者振りを高く評価していた俳優の李昆は、同時期に日本で撮影が予定されていた羅維監督作品にして王羽(リーさんの代理)主演「冷面虎」(73)に出演させようとする羅維監督に横から奪われてしまいます。
李昆の出演を断念したリーさんは、代わりに同じようなコミカルな演技力を持つ金帝を起用する事を決めます。
さらに大事な共演女優には、羅維監督と義理の親子の関係にあった苗可秀が、敢えて羅維監督ではなく、リーさんとの“友情”を選び出演が決定。ここに「ドラゴンへの道」の核となる主要スタッフが揃い、いよいよ李小龍初監督作品「猛龍過江」は始動するのでした!!
香港映画初のローマ・ロケ作品として大きな話題となった「ドラゴンへの道」ですが、リーさんはその撮影開始に至るまでには様々な問題をクリアしなければなりませんでした。
まず何よりも大事な撮影監督。これは当時から“香港カラー映画の父”と言われた日本人名カメラマンの賀蘭山こと西本正氏にリーさん自らが交渉し、西本氏の快諾を得て確保に成功します。
ところが、リーさんが「ドラゴン危機一発」や「ドラゴン怒りの鉄拳」で共演し、そのコメディリリーフとしての芸達者振りを高く評価していた俳優の李昆は、同時期に日本で撮影が予定されていた羅維監督作品にして王羽(リーさんの代理)主演「冷面虎」(73)に出演させようとする羅維監督に横から奪われてしまいます。
李昆の出演を断念したリーさんは、代わりに同じようなコミカルな演技力を持つ金帝を起用する事を決めます。
さらに大事な共演女優には、羅維監督と義理の親子の関係にあった苗可秀が、敢えて羅維監督ではなく、リーさんとの“友情”を選び出演が決定。ここに「ドラゴンへの道」の核となる主要スタッフが揃い、いよいよ李小龍初監督作品「猛龍過江」は始動するのでした!!