親友アポロ・クリードの雪辱戦に燃えるロッキーでしたが、ロシア側がイワン・ドラゴvsロッキー・バルボアの世紀の米ソ決戦の場に指定したのは何と敵地ロシアでした。
まさに考えられない“超アウェイ対決”に応じたロッキーに妻のエイドリアンは「貴方はあの怪物には勝てないわ。お願い、行かないで!」と哀願しますが、ロッキーの決意は固く夫婦はアメリカとロシアで離れ離れになります。
しかし積雪のロシアでドラゴ戦に備え孤独な特訓に励むロッキーの許にエイドリアンがやって来ます。黙って抱き合う2人。
そう、やっぱりロッキーにはエイドリアンが必要でした。
闘志満々となったロッキーは特訓を再開し、何故か聳え立つ山に突如登り始めます。
まだ山を登るロッキー!まだ登る!まだ登る!そして頂上に立ったロッキーは広大なロシアの山々に向かって思い切り咆哮!
「ドラゴオオオオオォォ!!」私はここでもう映画が終わってしまうのか?とさえ思った、未だに理解不能ながらやたらパワフルなロッキーの特訓シーンでした、はい😅。
そして遂に迎えたドラゴvsロッキーの決戦。アポロの形見の星条旗のトランクスを身につけたロッキーを待っていたのはスタジアムを埋め尽くしたロシア人たちが一斉かつ不気味に合唱するロシア国歌「祖国は我らのために」でした。
私は本作「ロッキー4」で生まれて初めてロシア国歌を聴きましたが、このロシア国歌が流れる中、お互いが対角線に離れたリング上でジッと視殺戦を見せるロッキーとドラゴというハイテンションなシーンから、改めて映画人スタローンの異才振りに感嘆しました。
そう、スタローンはこのロシア国歌が重々しく流れるスクリーンの中をロシア側、そしてそのスクリーンに向かって一斉に立ち上がり「星条旗よ永遠なれ」を合唱するアメリカ人で満員の映画館をアメリカ側と想定した、言わば“仮想米ソ決戦”の場を作り上げる事で、映画を文字通りの最高潮に導く事に成功したのです。
ロッキーvsドラゴの闘いは“最強戦闘マシーン”ドラゴのメガトンパンチを何発も何発も浴びながらその度に立ち上がり自分に向かって来るロッキーの姿に、ドラゴが次第に精神的かつ肉体的に追い詰められ、遂に最終ラウンドでロッキーの猛攻の前に“心が折れ”リングに崩れ落ちた事で、ここに米ソ決戦は勝敗が決します。
そして星条旗にその傷ついた身体を抱かれたロッキーはスタジアムのロシア人に向かってマイクを手に「私も、貴方たちも、誰でも変われるんです!」と2つの国の平和を強く熱く訴えるのでした。
最後に私から一言だけ言わせて下さい。この「ロッキー4炎の友情」をドニー兄貴主演「イップ・マン2」(10)がパクッたとか言っている輩がいたそうですね。
いやはや何と浅はかな映画ファンがいたものです。男と男の熱き友情を、そして己の国の誇りと名誉を背負った戦士の宿命を描く時、この「ロッキー4」と「イップ・マン2」こそが絶対的な最高峰にして到達点なのです。それはパクリなどと言った安易で軽薄な物ではなく、崇高な格闘映画精神の継承なのです。
私たちはこの2本の偉大な格闘映画の歴史的価値を正しく認識し、今までも、そしてこれからもより深い愛情と敬意を表するべきでしょう。
Russian fighting machine is down !!Climax scene from Rocky4.
まさに考えられない“超アウェイ対決”に応じたロッキーに妻のエイドリアンは「貴方はあの怪物には勝てないわ。お願い、行かないで!」と哀願しますが、ロッキーの決意は固く夫婦はアメリカとロシアで離れ離れになります。
しかし積雪のロシアでドラゴ戦に備え孤独な特訓に励むロッキーの許にエイドリアンがやって来ます。黙って抱き合う2人。
そう、やっぱりロッキーにはエイドリアンが必要でした。
闘志満々となったロッキーは特訓を再開し、何故か聳え立つ山に突如登り始めます。
まだ山を登るロッキー!まだ登る!まだ登る!そして頂上に立ったロッキーは広大なロシアの山々に向かって思い切り咆哮!
「ドラゴオオオオオォォ!!」私はここでもう映画が終わってしまうのか?とさえ思った、未だに理解不能ながらやたらパワフルなロッキーの特訓シーンでした、はい😅。
そして遂に迎えたドラゴvsロッキーの決戦。アポロの形見の星条旗のトランクスを身につけたロッキーを待っていたのはスタジアムを埋め尽くしたロシア人たちが一斉かつ不気味に合唱するロシア国歌「祖国は我らのために」でした。
私は本作「ロッキー4」で生まれて初めてロシア国歌を聴きましたが、このロシア国歌が流れる中、お互いが対角線に離れたリング上でジッと視殺戦を見せるロッキーとドラゴというハイテンションなシーンから、改めて映画人スタローンの異才振りに感嘆しました。
そう、スタローンはこのロシア国歌が重々しく流れるスクリーンの中をロシア側、そしてそのスクリーンに向かって一斉に立ち上がり「星条旗よ永遠なれ」を合唱するアメリカ人で満員の映画館をアメリカ側と想定した、言わば“仮想米ソ決戦”の場を作り上げる事で、映画を文字通りの最高潮に導く事に成功したのです。
ロッキーvsドラゴの闘いは“最強戦闘マシーン”ドラゴのメガトンパンチを何発も何発も浴びながらその度に立ち上がり自分に向かって来るロッキーの姿に、ドラゴが次第に精神的かつ肉体的に追い詰められ、遂に最終ラウンドでロッキーの猛攻の前に“心が折れ”リングに崩れ落ちた事で、ここに米ソ決戦は勝敗が決します。
そして星条旗にその傷ついた身体を抱かれたロッキーはスタジアムのロシア人に向かってマイクを手に「私も、貴方たちも、誰でも変われるんです!」と2つの国の平和を強く熱く訴えるのでした。
最後に私から一言だけ言わせて下さい。この「ロッキー4炎の友情」をドニー兄貴主演「イップ・マン2」(10)がパクッたとか言っている輩がいたそうですね。
いやはや何と浅はかな映画ファンがいたものです。男と男の熱き友情を、そして己の国の誇りと名誉を背負った戦士の宿命を描く時、この「ロッキー4」と「イップ・マン2」こそが絶対的な最高峰にして到達点なのです。それはパクリなどと言った安易で軽薄な物ではなく、崇高な格闘映画精神の継承なのです。
私たちはこの2本の偉大な格闘映画の歴史的価値を正しく認識し、今までも、そしてこれからもより深い愛情と敬意を表するべきでしょう。
Russian fighting machine is down !!Climax scene from Rocky4.