死闘の末にロシアでイワン・ドラゴを倒しアメリカに帰って来たロッキーを待っていたのは長年の激闘によって負った重度の脳障害と会計士の不正による破産でした。
全てを失いフィアデルフィアの我が家に戻ったロッキーはエイドリアン、ロッキーJr(サーシャ・スタローン)、ポーリー(バート・ヤング)たちと細々とした暮らしを強いられるのでした。ある日、そんなロッキーに自分のマネージャー兼トレーナーになってくれと屈強な若手ボクサーが声をかけて来ます。
その若者こそトミー・ガン(元WBO世界ヘビー級王者トミー・モリソン。あのジョージ・フォアマンからタイトルを奪取した本物の“ホワイトホープ”)でした。
ロッキーは全てを失った自分に唯一残されたボクシング、それも敬愛する亡きミッキー(バージェス・メレディス)から自分が教わったボクシングの真髄をトミーに伝授する決意を固めると、トミーとのマンツーマンのトレーニングを開始します。
やがてトミーはロッキーの愛弟子ボクサーとして連戦連勝を遂げていきますが、それは同時に転校した学校で苛めに遭い、それに苦しむJrの孤独感をより深める事となるのでした。
そんな新進気鋭のトミーに悪徳プロモーターのジョージワシントン・デュークが接近。デューク(リチャード・ガント)は言葉巧みにロッキーとデュークの仲違いを誘い、遂にはデュークの金と女攻勢に負けたトミーはあれだけ世話になったロッキーの許を冷たい言葉を残して去るのでした。
愛弟子に裏切られ、愛息との断絶に呆然と立ち尽くすロッキーに妻のエイドリアンが歩み寄ります。
エイドリアン「ロッキー、聞いて!あのトミーという男には心がないの。でも貴方は違う。
貴方にはハートがあるわ!貴方がミッキーから教わったボクシングの精神を教えるなら、それはトミーじゃない。貴方の息子よ!
嗚呼、ロッキー!分かってるの!?いま貴方は大切な息子を失おうとしているのよ!!」
エイドリアンの言葉にロッキーは自分がトミー・ガンに入れ込むあまり、誰よりも大切なJrとの絆を疎かにしていた事を初めて認めると、傷ついたJrと向き合い、心から自分の過ちを認めJrを強く抱き締めるのでした。
しかしその頃、念願の世界ヘビー級チャンピオンとなったトミー・ガンはファンやマスコミから「ロッキーを裏切った男」と詰られ罵倒される事に怒りまくり、デュークの「お前が周囲から真の世界チャンピオンと認められるにはロッキー・バルボアと闘って勝つしかないぞ!」との言葉にかつての恩師と決着を着けるため、ロッキーの許に乗り込んでいくのだった!!
そう、今ここにロッキー・バルボア、その波乱の人生“最後のドラマ”が幕を開けようとしているのだ!Go for it Rocky !!
Ex-champion and young white hope.A scene from Rocky5.
全てを失いフィアデルフィアの我が家に戻ったロッキーはエイドリアン、ロッキーJr(サーシャ・スタローン)、ポーリー(バート・ヤング)たちと細々とした暮らしを強いられるのでした。ある日、そんなロッキーに自分のマネージャー兼トレーナーになってくれと屈強な若手ボクサーが声をかけて来ます。
その若者こそトミー・ガン(元WBO世界ヘビー級王者トミー・モリソン。あのジョージ・フォアマンからタイトルを奪取した本物の“ホワイトホープ”)でした。
ロッキーは全てを失った自分に唯一残されたボクシング、それも敬愛する亡きミッキー(バージェス・メレディス)から自分が教わったボクシングの真髄をトミーに伝授する決意を固めると、トミーとのマンツーマンのトレーニングを開始します。
やがてトミーはロッキーの愛弟子ボクサーとして連戦連勝を遂げていきますが、それは同時に転校した学校で苛めに遭い、それに苦しむJrの孤独感をより深める事となるのでした。
そんな新進気鋭のトミーに悪徳プロモーターのジョージワシントン・デュークが接近。デューク(リチャード・ガント)は言葉巧みにロッキーとデュークの仲違いを誘い、遂にはデュークの金と女攻勢に負けたトミーはあれだけ世話になったロッキーの許を冷たい言葉を残して去るのでした。
愛弟子に裏切られ、愛息との断絶に呆然と立ち尽くすロッキーに妻のエイドリアンが歩み寄ります。
エイドリアン「ロッキー、聞いて!あのトミーという男には心がないの。でも貴方は違う。
貴方にはハートがあるわ!貴方がミッキーから教わったボクシングの精神を教えるなら、それはトミーじゃない。貴方の息子よ!
嗚呼、ロッキー!分かってるの!?いま貴方は大切な息子を失おうとしているのよ!!」
エイドリアンの言葉にロッキーは自分がトミー・ガンに入れ込むあまり、誰よりも大切なJrとの絆を疎かにしていた事を初めて認めると、傷ついたJrと向き合い、心から自分の過ちを認めJrを強く抱き締めるのでした。
しかしその頃、念願の世界ヘビー級チャンピオンとなったトミー・ガンはファンやマスコミから「ロッキーを裏切った男」と詰られ罵倒される事に怒りまくり、デュークの「お前が周囲から真の世界チャンピオンと認められるにはロッキー・バルボアと闘って勝つしかないぞ!」との言葉にかつての恩師と決着を着けるため、ロッキーの許に乗り込んでいくのだった!!
そう、今ここにロッキー・バルボア、その波乱の人生“最後のドラマ”が幕を開けようとしているのだ!Go for it Rocky !!
Ex-champion and young white hope.A scene from Rocky5.