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Channel: 超級龍熱
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伝説のドラゴン、倉田保昭⑥ 李小龍とツーショットを撮った唯一の日本人武打星、その名は倉田保昭!

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さあ、あと残り2回となりました“和製ドラゴン”特集ですが、今回はご覧の「ドラゴンへの道」(72)ローマロケに出発するリーさんを倉田さんが空港に見送りに行った際に撮影されたこの素晴らしい1枚を中心に、所謂「李小龍とツーショットを撮った男たち」と題して、リーさんと一緒に写真に収まった日本人武打星の真実にそれこそギリギリまで迫ってみたいと思います。

まずご覧のリーさんと倉田さんの写真ですが、この写真は比較的近年に出て来た1枚で、それまで同じく空港で2人が肩を組んだりしている有名な写真がありましたが、この写真では明らかにリーさんと倉田さんが“会話している”のがハッキリ分かる点が改めて衝撃的です。
ではこの写真が撮影された際、倉田さんはリーさんとどんな会話をしたのか?
実は私は昨年に倉田さんとお茶会をご一緒した際にその会話の内容を倉田さんから聞いております!それは本稿の最後に書かせて頂きますが、勿論、本邦初公開のエピソードです👍。
さて、倉田さん以外にリーさんと対面を果たしている日本人武打星だと鹿村泰祥さんがいますが、鹿村さんが当時香港で経営していたブティックをリーさんが訪問した時の生々しいエピソードに関しては、キングレコードさん発売の「怒れるドラゴン不死身の四天王」(74)DVDで私と鹿村さんが収録したオーディオコメンタリーを是非お聴き下さい。
鹿村さんは確かにかなりの自信家でハッキリと物を言う方でしたが、逆に安っぽい自慢話をするような方ではなかったので、私はこの鹿村さんのリーさんの話はリアルだと思います。
もう1人KKこと風間健ですが、残念?ながら風間氏もリーさんには会っている事は会っているようです。私は直接それを見たわけではないですが、リーさんのアドレス帳に風間氏の電話番号があったとの情報もあるので、恐らくリーさんと握手ぐらいはしていると思います。
ただ風間氏はリーさんと一緒の写真は私が知る限り1枚もありません。
ここで俺は李小龍とこれだけ親しかった、俺は李小龍と何度も食事した、とか散々言いながらリーさんと一緒に撮った写真が1枚もない人間がいますが、それは果たして何故なのか?を以下にまとめて見ました。

1 例えリーさんと同じ空間にいたとしても、リーさん、あるいは周りから自然にじゃあ貴方と一緒に写真を撮りましょうか?的な雰囲気にすらならないほど遠い関係だったから。

2 リーさんが一緒に写真撮ろうか?とか、その人間から一緒に写真お願いします、とさえ言い出せないほどリーさんにとって印象が薄い人間だったから。

3 リーさんに対して中傷行為、または挑発行為など何らかの敵対行動を行った過去があり、それがためにリーさんに馴れ馴れしく接近出来なかったから。

そして上記の3箇条のいずれにも属さなかったのが倉田さんで、だからこそ倉田さんはリーさんを見送るために堂々と空港に馳せ参じる事が出来たわけです👍。
そして、倉田さんは香港映画初のローマロケに勇躍出発するリーさんに歩み寄ると、リーさんと笑顔で以下のような会話を交わしました。

倉田さん「リーさん!Good Trip♫」
リーさん「オオ、クラタ?イエ〜イ♫」

「リーさん、良い旅を♫」2人のドラゴンが、2人だけで交わした会話でした。
私は先日の長州力さんや安納サオリちゃんら憧れプロレスラーと対面した際に、もしツーショットかサインか、どちらかを選べと言われたら迷わずツーショットを選びます。
何故ならサインは宛名入りでない限り何らかの方法で入手出来ますが、ツーショットだけはその場での2人だけの素晴らしい思い出であると同時に、その憧れの人と確かに同じ空間を共にしたとの絶対的な証しだからです。この空港での歴史的なツーショットも含めて「麒麟掌」(73)の現場セットでもリーさんこと李小龍と撮影した無数の写真が存在する倉田保昭こそ、私たち日本人が世界に誇れる“和製ドラゴン”なのです。

Bruce Lee and Yasuaki Kurata at Kai-tak airport.Yes they are talking each other.


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