以前から疑問に思っていたのがこの78版「死亡遊戯」アジア地域バージョンに収録された洪金寶渾身の武術指導による金泰靖☓王虎の“温室の決闘”、後に「死亡の塔」国際バージョンに収録されたアクションシーンですが、改めて何故温室だったのか?
確かに「ドラゴンへの道」(72)のリーさん演じる唐龍のアップを温室に置かれた花瓶の花などで効果的にカモフラージュして挿入できるメリットはありました。
でも実際に「ドラ道」のアップが挿入されたのは数カットのみで、そのためにわざわざこのような温室のセットを製作、または使用したのか?
そもそも金泰靖☓王虎の壮絶なキッキングアクションを撮るなら別に温室でなくても良かったはず。
私はこの金泰靖☓王虎が何故に“温室の決闘”を舞台に選んだ事に関しては、もしかしたらサモハンこと洪金寶が生前のリーさんから「死亡遊戯」のアクションシーンの殺陣に関して、“温室”を使ったアクションの何らかのアイデアを聞いていたのでは?と考えていた時期がありました。
残念ながら私が2005年にサモハンにインタビューした時は、サモハン本人にその質問をするチャンスがなかったのですが、いつかこの“温室の決闘”に関する謎について解き明かしてみたいと思っています。
Billy Lo in greenhouse fight from Tower of Death,well actually Game of Death asian theatrical virsion.