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Channel: 超級龍熱
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龍熱の昭和プロレス放談66 世界の原進だった阿修羅原よ、永遠に!

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毎年この時期になると地元の中央図書館が所有している本の譲渡会を開催します。要するに図書館が要らなくなった本を希望者に無料で譲ってくれるわけです。館内のホールを解放してそこに置かれた膨大な本に沢山の希望者が集まるんですが、これが既に図書館でしか入手できない希少本を求めて目を血走らせた“書鬼”たちが毎回殺到するわけです(^_^;)。
で、今年は私的にはそれほど掘り出し物はなかったんですが、それでも前に同じ図書館で借りて読んで「ああ、これ欲しいなぁ。でももう書店じゃ買えないし・・・」と諦めていた百瀬博教著「俺の裕次郎~60年代が眩しいぜ」が確保できたのは嬉しかった!
他にもポール・ウィルソンの「マンハッタンの戦慄」上下巻、クーンツの怪奇アンソロジーなどを確保してから、ふと「日本ラグビー100年の記憶」という2年前に発売されたムックを見つけて「ちょっと前にブームだった五郎丸歩載ってるかな?」と実に安易な気持ちで確保して帰宅しました。
でも家でジックリとこの「日本ラグビー~」を開いてみて、私は軽い安易な気持ちでこのムックを確保した事を恥じました。
何故ならこのムックには昭和プロレス信者である私にとってムックを持つ手が思わず震えてしまうような2人の伝説のラガーマンが堂々と紹介されていたからです。1人は八幡製鉄から国際プロレスで活躍した草津正武ことグレート草津。何と堂々カラー6頁に渡ってインタビューを受けています。
そしてもう1人が原進。PRとして栄光の世界選抜にも選ばれた原進は同ムックでラグビー関係のジャーナリストたちが選ぶ「センチュリーベスト15」で何と5人ものジャーナリストが「ベストPR」に原進を選出しています。
そう、この原進こそが国際プロレスを経て、天龍源一郎と“龍原砲”を結成し一世を風靡した阿修羅原、その人です。
私はこの今は亡き偉大なラガーマン2人がラグビー時代の栄光を敢えて捨て去り、プロレス界に勇気を持って飛び込んでくれた事に改めて深い感謝と敬意を表したいと思います。

Late Susumu Hara.Also Known as Ashura Hara.


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