数々の武侠映画や功夫映画で活躍した徐少強が食道癌で亡くなりました。享年73歳でした。
ノーマン・チュイこと徐少強は日本のコアな香港映画ファンにはお馴染みの武打星で、邵氏兄弟公司の端役でキャリアを積み、李小龍が邵氏で主演する予定ながら企画倒れになった『雍正與年羹堯』(80)で雍正帝を快演し注目されました。
さらに魯俊谷が邵氏で撮った大怪作『天蠶變』(83)シリーズで世界中のアジア映画ファンにその名を知られる事となりました。
この『天蠶變』はまだ未見の方がいらっしゃったら是非観賞をお薦めします。この80年代序盤から徐々に組織崩壊への道を突き進もうとしていた迷走の邵氏公司が生んだ奇跡の大怪作です。
ただ日本のファンに徐少強の名が強く刷り込まれたのは、程小東の代表作である『ザ・SFX時代劇/妖刀・斬首剣』(83)でしょう。
私は本作の監督である程小東が来日した時に映画雑誌の取材で程監督にインタビューしています。その際、程監督に「あのラストの劉松仁と徐少強の断崖絶壁の剣戟シーンは怪我人が出たでしょう?」と質問したら、程監督は真顔で「いや怪我人は1人も出なかった!」とキッパリ答えたので、内心はホンマかいな?と首を傾げたのでした(^_^;)。
先日の李海生に続いて、私たち功夫映画ファンが愛した名優がまた1人鬼籍に入りました。本当に寂しいです。合掌。
ノーマン・チュイこと徐少強は日本のコアな香港映画ファンにはお馴染みの武打星で、邵氏兄弟公司の端役でキャリアを積み、李小龍が邵氏で主演する予定ながら企画倒れになった『雍正與年羹堯』(80)で雍正帝を快演し注目されました。
さらに魯俊谷が邵氏で撮った大怪作『天蠶變』(83)シリーズで世界中のアジア映画ファンにその名を知られる事となりました。
この『天蠶變』はまだ未見の方がいらっしゃったら是非観賞をお薦めします。この80年代序盤から徐々に組織崩壊への道を突き進もうとしていた迷走の邵氏公司が生んだ奇跡の大怪作です。
ただ日本のファンに徐少強の名が強く刷り込まれたのは、程小東の代表作である『ザ・SFX時代劇/妖刀・斬首剣』(83)でしょう。
私は本作の監督である程小東が来日した時に映画雑誌の取材で程監督にインタビューしています。その際、程監督に「あのラストの劉松仁と徐少強の断崖絶壁の剣戟シーンは怪我人が出たでしょう?」と質問したら、程監督は真顔で「いや怪我人は1人も出なかった!」とキッパリ答えたので、内心はホンマかいな?と首を傾げたのでした(^_^;)。
先日の李海生に続いて、私たち功夫映画ファンが愛した名優がまた1人鬼籍に入りました。本当に寂しいです。合掌。