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『麒麟掌』スペシャル Part1「李小龍與星海影業盗撮事件秘録」

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私たち日本人の李小龍信者の“問題作品”にして星海影業製作『麒麟掌』(73)に対するイメージは「ほぼ反社映画会社だった星海影業が小麒麟に初主演映画を餌に親友の李小龍を誘い出させ、李小龍が撮影現場で武術指導する様子を無断で撮影し、その映像を勝手に作品に挿入。それを知った李小龍が激怒し星海を告訴。李小龍と小麒麟の関係も終わった」だと思います。
ただここで『麒麟掌』の真実を語るに最も相応しい人物が登場します。そう、それが星海影業の社長にして『麒麟掌』の製作責任者だった時潮欽です。
実は私の友人にして皆さんもご存知のトビー・ラッセル監督は以前に時潮欽と対面していて、その際にトビー監督と時潮欽社長で『麒麟掌』の話になりました。その際、時潮欽社長はトビー監督に驚くべき事実を明かしたそうです。

時潮欽「いや、そもそも李小龍は『麒麟掌』の撮影現場や記者会見に出席した自分(李小龍)を我々が撮影する事は構わない、撮影していいよと言ったんだよ!」

この衝撃的な証言は、問題行動と言われる撮影行為を行った側の星海影業のトップの発言である事を差し引いても、大変重要な意味を持つ証言でしょう。
つまりもし時潮欽社長の証言が事実ならば、長年に渡り我々が信じて来た「星海影業が『麒麟掌』の李小龍出演シーンを盗撮した」は事実無根となるからです。
さらにこれまで私がリサーチした限りでは、李小龍が『麒麟掌』で自分の出演シーンを盗撮し、無断で作品に挿入した行為に対して星海影業を正式に告訴した、との事実は発見出来ませんでした。

さらに細かく考察すると、私が聞いた別の話では李小龍は時潮欽社長に「記者会見の撮影は何々、ロケ現場の撮影は何々」と撮影OKな場所とNGな場所を細かく伝えていたとも言われています。
また例え李小龍が時潮欽社長に『麒麟掌』の自分の“出演シーン”の撮影をOKしたとしても、それを劇場公開される映画に無断で挿入して良いか悪いかは一般常識で考えれば誰にでも分かる事なわけです。

最後に私から見た『麒麟掌』の李小龍盗撮事件の結論は李小龍と時潮欽社長、どちらの発言が正しい間違っている以前に、李小龍が『麒麟掌』に出演しているシーンを撮影する事、そしてその映像を『麒麟掌』本編に挿入する事を当時の両者が口約束ではなく、正式な契約文書にしていない限り、正しい結論に辿り着く事は永遠にないと言う事です。

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