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Channel: 超級龍熱
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『麒麟掌』スペシャル Part2「麒麟掌的未公開映像超級探訪」

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大変お待たせしてしまいました『麒麟掌スペシャル』Part2ですが、今回は「麒麟掌的未公開映像超級探訪」と題しまして、既に製作から51年、約半世紀が経ちました李小龍関連作品最凶の問題作品『麒麟掌』にはスバリ!どのような未公開映像が存在したか?を探求したいと思います。
まず『麒麟掌』に登場する李小龍の“出演シーン”は、映画冒頭オープニングクレジット直後の野外で李小龍が武術指導する様子を撮った、如何にも盗み撮りらしきシーン。
主人公である小麒麟が恩師(李小龍の設定?)と会話するシーンに李小龍の盗み撮りした顔のアップを強引に挿入したシーン。そしてエンディングでマスコミに囲まれた李小龍が孟海少年をヘッドロックに決め、その後ろを倉田保昭さんが通り過ぎるセット内のシーン、の3箇所になります。
私が思うに当時『麒麟掌』本編に挿入せずに未公開映像が残った可能性があったのは野外で李小龍が武術指導する様子を撮影したシーンだと思います。
それが星海影業関係者が多方面で「我々が撮影した李小龍の『麒麟掌』の映像は約20分あった」と証言していた未公開映像を指していた可能性が高いと推察出来ます。
ただそれよりも実際にこれまで広く出回って来た『麒麟掌』の英語版には未収録の未公開映像で、私が実際に観た映像があります。
それが『麒麟掌』の劇場公開当時のオリジナル予告編です。これは予告編ながら『麒麟掌』の見せ場を殆ど収録しているロングバージョンの予告編で、ハッキリ言ってこのロングバージョン予告編を見れば本編は見なくていいかも?と思わせる超お得感ある予告編になっています。
その予告編の最後に前述したセット内で李小麒が孟海にヘッドロックを決めるカットが出回っていた英語版のエンディングより数秒(!)長かったのです。
この『麒麟掌』ロングバージョン予告編は、近年に海外DVDに収録されましたが、その肝心のラストの孟海ヘッドロックの箇所になると、何故か画面が不自然に暗転して予告編が終わっていました。
明らかに李小龍が孟海を数秒長くヘッドロックに決めるテイクを意図的にカットしたわけです。
私が観た『麒麟掌』ロングバージョン予告編の孟海ヘッドロックの数秒長いの“数秒”は恐らく3秒ほどだと思いますが、それこそ李小龍信者にとってその“3秒”は世界遺産的な価値のある数秒なわけです。
何故いまその『麒麟掌』ロングバージョン予告編のラストの孟海ヘッドロックが完全な形で見れないのか、その理由は不明ながら、この貴重な劇場公開予告編は是非完全な形で公開して欲しいと切に願います。
最後にご覧の『麒麟掌』劇場公開当時の新聞広告の一番下に広告が掲載されている同じ星海影業作品『死亡任務』にも注目です。
この作品内容が今だ一切不明の『死亡任務』に関しては、私自身も長年に渡りその謎に包まれた内容を探求している作品です。
ただ『麒麟掌』とほぼ同キャストが表記されている点からも、もしかしたらこの『死亡任務』に『麒麟掌』で使用されなかった李小麒の未公開映像が挿入されていた可能性は決して否定出来ないと思うのです。

さて「龍熱的香港功夫電影新聞広告大全」として全2回に渡ってお届けしました『麒麟掌スペシャル』如何でしたでしょうか?
この問題作品である『麒麟掌』こそが、未完成作品『死亡遊戯』と並んで、我々李小龍信者にとって今も多くの謎と魅惑に満ちた、まさに強烈なほど刺激的な李小龍作品である事を改めて再認識出来た特別企画だったと思います。
私こと龍熱はこれからもこの謎に満ちた問題作品『麒麟掌』の真実を追い求めていくつもりです。

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