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Channel: 超級龍熱
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盲目の暗殺者vs孤独な刑事!『ブラインドマン/その調律は暗殺の調べ』公開迫る!

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さて、一昨日はリュック・ベッソン原案&製作&脚本、ザビエ・パリュ監督、そしてジャック・ガンブラン&ランベール・ウィルソン主演『ブラインドマン/その調律は暗殺の調べ』(11)を試写で観て来ました。
この映画、リュック・ベッソンの「EUROPACORP」作品である事もありますが、中々の佳作でした。映画は自動車事故で愛する妻を亡くし、残された愛犬と自暴自棄に生きる刑事ラサール(ジャック・ガンブラン)がパリのアパートで起きた女性の惨殺事件の捜査を担当する所から始まります。当初は女性の元恋人が容疑者と思われていましたが、ラサールは事件の前日に女性の自宅を訪れていたピアノ調律師ナルヴィク(ランベール・ウィルソン)に疑いを抱きます。
しかしここで捜査は大きな壁にぶち当たります。そう、何故ならナルヴィクは盲目だったのです!そして物語は次々と起こる殺人事件と共にピアノ調律師ナルヴィクが凄腕の元特殊部隊員だったという秘められた過去が暴かれ、ラサールとナルヴィクはお互いが過去の深い傷に苦しみ生きて来た似た者同士である事を感じ取り、2人の間には刑事と暗殺者という立場を超えた奇妙な友情が生まれていきます。
こうしてラサールの制止を振り切り最後の暗殺を決行したナルヴィクは、自分を陥れた狡猾な上官を抹殺するため、それを阻止せんと駆けつけたラサールと再び銃を向け合うのでした・・・!

ラサール「ナルヴィク、もう止めるんだ!俺はお前のためなら証言してもいい!」
ナルヴィク「刑務所に行くのは嫌だ!さあ、ここで俺に撃たれて愛する妻の許に行くか?
それとも外でお前を待っているあのいい香りのする女刑事の所に帰るか!?」
ラサール「ナルヴィク・・・俺にお前を撃たせるな!!」

お互いを理解し合いながらも銃を突き付け合う盲目の暗殺者と孤独な刑事、最後に倒れるのは果たしてラサールか!?それともナルヴィクか!?
一瞬の銃撃戦の果てに私たちが知る余りにも切ない2人の男の決着。そしてまるであの『カサブランカ』を彷彿させるような心温まるエンディング・シーンは“フレンチ・ノワール”ファンならずとも必見です。
この『ブラインドマン/その調律は暗殺の調べ』は、3月16から新宿武蔵野館、4月13日からシネマート心斎橋でレイトショー公開との事です!!詳しくはこちらのサイトへ→http://www.at-e.co.jp/2012/blindman
最後に余談ですが、劇中で主人公のラサール刑事に密かに想いを寄せる女刑事エロイーズに扮したラファエル・アゴゲがもう最高にイカシてるんですよー!こう米倉涼子をフランス人にした(オイオイ?)って感じでねえ♪ちょっと気になる女優さんになりました。そのラファエル嬢の画像はこちらでっす→  http://www.rottentomatoes.com/celebrity/raphaelle_agogue/

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