最近、またVHSの箱の中をゴソゴソとやっていたら、ちょっと面白いドキュメンタリー作品のVHSが出て来ました。
それが以前に日本コロムビア社から発売されていたあのカリーム・アブドゥル・ジャバールの生涯をドキュメンタリー形式で振り返る『アブドル・ジャバー/スカイフック』なんです。
ジャバールと言えば、プロバスケットNBAの伝説的なプレーヤーである事は勿論ですし、私たちリー信者にとっては『ブルース・りー死亡遊戯』(78)でリーさんことブルース・リーと激闘を見せた“黒い死神”ハキムとして知らない者はいないほどの人物ですね。
で、この『アブドル・ジャバー/スカイフック』は元全日本女子バスケットボール部監督の中村和雄さんのナレーションと共に、ジャバール本人のインタビューを中心にジャバールの生い立ちからNBA引退までを当時の試合の映像や数々の関係者の証言を交えて構成されています。特にジャバールの学生時代の試合の映像(モノクロ)や、ジャバール本人がコート上で再現してみせる彼の代名詞である“スカイフック”の解説は大変貴重だと思いますし、他にもUCLA在学中にジャバールが白人のガールフレンドとデートしていた事が問題となってしまった事、黒人に対する差別を理由に1968年のメキシコ五輪参加を拒否した事、自分の脅威的な身長に対して少なからずコンプレックスを持っていた事などなど・・・これまで余り知られていないジャバール自身の深い悩みや葛藤が赤裸々に語られているエピソードはとても興味深かったですね。
さらに私が個人的に大興奮した箇所がジャバールの映画出演に触れている部分で、何とォ!『〜死亡遊戯』のリーさんとの対決シーン(あのリーさんの胸板にハキムの巨大足型が着くシーン!)や、ジャバールがパイロット役を演じた『フライングハイ』(80)などのシーンがシッカリと収録されているんです!いや〜私も画面にいきなりイエロートラックスーツを着たリーさんが登場した時は思わず大拍手しちゃったなぁ!!(笑顔)
こうして約43分に渡ってジャバールの栄光の人生を垣間見てみると・・・改めて1972年当時、これほどの超スーパースターだったジャバールに、それこそまだ“試鏡”なる仮題名でしかなかった香港クンフー映画に出演する事を承諾させ、撮影中はジャバールを何度も何度も床に叩き付け締め上げるというハードな格闘アクションを強い、最後には首を折られる“負け役”までもジャバールに承諾させたリーさんと、その弟子ジャバールの間にあった固い信頼関係を改めて強く感じずにはいられませんでした。
思い返せば、私たちは78年の『ブルース・リー死亡遊戯』を経て、2000年に製作された『BRUCE LEE in G.O.D/死亡的遊戯』(00)を観た時に、生前のリーさんが“五重塔、最強&最後の番人”であるジャバールというキャラクターを如何に未知の力を持ち、またミステリアスな謎を秘めた脅威の格闘家として描くべく、最大限の努力をしていたんだという新たなる事実を知り、そこに大いなる衝撃と感嘆を覚えました。
そう、李小龍による導演第2作にして意欲作だった『死亡的遊戯』は、単なるクンフー映画ではなく、未だかつてないミステリー・テイストをも併せ持った新感覚のクンフー映画だったのです!
そしてブルース・リー、いやビリー・ローにとってカリーム・アブドゥル・ジャバールことハキムこそが、文字通りの“闇の中の生涯最大の敵”であると同時に、『死亡遊戯』という未だ多くの謎を秘めた作品の象徴にしてシンボル的存在なのだ、という事を思い知らされた『アブドル・ジャバー/スカイフック』鑑賞でした。
関係ないんですが、今回『アブドル・ジャバー/スカイフック』の他に山下タダシ主演『SF聖剣異聞』、タイガー・ヤンこと楊成伍主演『MISSION:KILLFAST』、ドニー兄貴の電視劇『幹探群英』全5巻、羅鋭主演『ドーベルマン・コップ』とかも出てきたんですが、もう1本大映VIDEO(例の懐かしの透明プラスチックケース♪)で『マイドク/いかにしてマイケルはドクター・ハウエルと改造人間軍団に頭蓋骨病院で戦いを挑んだか』っていう超長い邦題のB級ホラー映画(だと思います)のVHSも出て来たんですが・・・これって一体どんな映画なの?(苦笑)。
恐らく大昔にワゴンセールか何かで救済したんだと思いますが、この『マイドク〜』に関しては今度ホラー映画に詳しい友人たちにジックリ訊いてみようっと♪
それが以前に日本コロムビア社から発売されていたあのカリーム・アブドゥル・ジャバールの生涯をドキュメンタリー形式で振り返る『アブドル・ジャバー/スカイフック』なんです。
ジャバールと言えば、プロバスケットNBAの伝説的なプレーヤーである事は勿論ですし、私たちリー信者にとっては『ブルース・りー死亡遊戯』(78)でリーさんことブルース・リーと激闘を見せた“黒い死神”ハキムとして知らない者はいないほどの人物ですね。
で、この『アブドル・ジャバー/スカイフック』は元全日本女子バスケットボール部監督の中村和雄さんのナレーションと共に、ジャバール本人のインタビューを中心にジャバールの生い立ちからNBA引退までを当時の試合の映像や数々の関係者の証言を交えて構成されています。特にジャバールの学生時代の試合の映像(モノクロ)や、ジャバール本人がコート上で再現してみせる彼の代名詞である“スカイフック”の解説は大変貴重だと思いますし、他にもUCLA在学中にジャバールが白人のガールフレンドとデートしていた事が問題となってしまった事、黒人に対する差別を理由に1968年のメキシコ五輪参加を拒否した事、自分の脅威的な身長に対して少なからずコンプレックスを持っていた事などなど・・・これまで余り知られていないジャバール自身の深い悩みや葛藤が赤裸々に語られているエピソードはとても興味深かったですね。
さらに私が個人的に大興奮した箇所がジャバールの映画出演に触れている部分で、何とォ!『〜死亡遊戯』のリーさんとの対決シーン(あのリーさんの胸板にハキムの巨大足型が着くシーン!)や、ジャバールがパイロット役を演じた『フライングハイ』(80)などのシーンがシッカリと収録されているんです!いや〜私も画面にいきなりイエロートラックスーツを着たリーさんが登場した時は思わず大拍手しちゃったなぁ!!(笑顔)
こうして約43分に渡ってジャバールの栄光の人生を垣間見てみると・・・改めて1972年当時、これほどの超スーパースターだったジャバールに、それこそまだ“試鏡”なる仮題名でしかなかった香港クンフー映画に出演する事を承諾させ、撮影中はジャバールを何度も何度も床に叩き付け締め上げるというハードな格闘アクションを強い、最後には首を折られる“負け役”までもジャバールに承諾させたリーさんと、その弟子ジャバールの間にあった固い信頼関係を改めて強く感じずにはいられませんでした。
思い返せば、私たちは78年の『ブルース・リー死亡遊戯』を経て、2000年に製作された『BRUCE LEE in G.O.D/死亡的遊戯』(00)を観た時に、生前のリーさんが“五重塔、最強&最後の番人”であるジャバールというキャラクターを如何に未知の力を持ち、またミステリアスな謎を秘めた脅威の格闘家として描くべく、最大限の努力をしていたんだという新たなる事実を知り、そこに大いなる衝撃と感嘆を覚えました。
そう、李小龍による導演第2作にして意欲作だった『死亡的遊戯』は、単なるクンフー映画ではなく、未だかつてないミステリー・テイストをも併せ持った新感覚のクンフー映画だったのです!
そしてブルース・リー、いやビリー・ローにとってカリーム・アブドゥル・ジャバールことハキムこそが、文字通りの“闇の中の生涯最大の敵”であると同時に、『死亡遊戯』という未だ多くの謎を秘めた作品の象徴にしてシンボル的存在なのだ、という事を思い知らされた『アブドル・ジャバー/スカイフック』鑑賞でした。
関係ないんですが、今回『アブドル・ジャバー/スカイフック』の他に山下タダシ主演『SF聖剣異聞』、タイガー・ヤンこと楊成伍主演『MISSION:KILLFAST』、ドニー兄貴の電視劇『幹探群英』全5巻、羅鋭主演『ドーベルマン・コップ』とかも出てきたんですが、もう1本大映VIDEO(例の懐かしの透明プラスチックケース♪)で『マイドク/いかにしてマイケルはドクター・ハウエルと改造人間軍団に頭蓋骨病院で戦いを挑んだか』っていう超長い邦題のB級ホラー映画(だと思います)のVHSも出て来たんですが・・・これって一体どんな映画なの?(苦笑)。
恐らく大昔にワゴンセールか何かで救済したんだと思いますが、この『マイドク〜』に関しては今度ホラー映画に詳しい友人たちにジックリ訊いてみようっと♪