彼は救済者か？征服者か？ジョニー・デップ主演『トランセンデンス』公開迫る！

皆さんは『積み木くずし』という小説をご存知でしょうか？高部知子主演でTVドラマにもなりましたが、実はこの『積み木くずし』が昔に韓国でも映画化されていたんです！
私はこの『積み木くずし』韓国版をオリジナルVHSで所有しているんですが、今日ちょっと訳ありで久々に再生してみたというわけなんです・・・って確かこのVHSは都内の某コリア・タウンにあった中古ビデオ屋で救済したんだよなぁ（遠い目）。
あと一緒に劉家輝主演の電視劇『精武五虎』全３巻や、王羽が某映画賞授賞式のステージ上で大暴れした時の映像とかも出て来ましたが、ちょっと観ている時間無いなぁ。

さて、先週になりますが。都内某所でウォーリー・フィスター監督、ジョニー・デップ主演によるSFサスペンス『トランセンデンス』（１４）を試写で観て来ました。
人工知能を研究する若き天才科学者ウィル（ジョニー・デップ）は、講演後に反テクノロジーを掲げるテロ集団に銃撃されます。ウィルはその時は一命を取り留めますが、銃弾に付着していた放射性物質により余命数週間を宣告されてしまいます。
夫の窮地に妻で同じく天才科学者エヴリン（レベッカ・ホール）は、最後の手段としてスーパー・コンピューターにウィルの“意識”をインストールする前代未聞の電極移植を行う事を決意します。そう、もし成功すれば例えウィルの肉体が滅びても、ウィルの意識はサイバー空間で永遠に生き続ける！
エヴリンは夫妻の親友である神経生物学者マックス（ポール・ベタニー）の協力を経て電極移植を決行！ウィルが静かに息を引き取ってからもエヴリンは憑かれたかのようにコンピューターの画面を見つめ続けます。そして・・・ある日の夜！！！
「誰か・・・誰かそこにいるのか？」コンピューターの画面の中に亡霊のように浮かび上がるウィルの姿が！狂喜するエヴリンの傍らで、マックスは恐ろしい疑念が浮かびます。「これは本当にウィルなのか？もしウィルじゃなければ、これは一体誰なんだ？」。ここから映画はコンピューターの中で復活したウィルとエヴリンが片田舎に巨大施設を建設し、ウィルの持つ驚異的な再生能力で命を救われたり、障害から回復した人々と共に一大帝国を築いていく事に恐怖を感じ始めたマックスとウィルの恩師ジョセフ（モーガン・フリーマン）が、ウィルを殲滅するために決死の闘いを挑んでいく姿を描いていきます。果たしてウィルは慈愛の救済者なのか？それとも恐るべき征服者なのか？その全ての鍵を握る人間こそがウィルがただ１人だけ心を許す愛妻のエヴリンなのである！！

主人公ウィルを演じるジョニー・デップは、映画の序盤でウィルが病死してからはその殆どがコンピューターの画面の中だけの演技になるんですが（苦笑）、それでもジョニーはウィルがエヴリンを見つめる何とも寂しげな表情、そしてウィルが次第に狂気を帯びて来る様子を実に深みのある佇まいで演じていました。そしてクライマックスではさらなる衝撃が私たちを待っています！
この『トランセンデンス』は６月２８日から超拡大ロードショーとの事です！
最後にこちらが『トランセンデンス』の公式サイトです→　http://transcendence.jp/